忌み名は鬼録に二度登る
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忌み名は鬼録に二度登る

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イントロダクション

京の都から少し離れた一条橋。 ここには、見事な枝垂れ桜があった。 摩訶不思議なことに、風もないのに枝が軋み、揺らいでいる。 散る桜に紛れて、首吊り死体が揺れていた。 死体の足元を照らすのは赤灯篭。 不気味な明かりに寄せられて、現れたのは四人の男たち。 困惑する男たちを前に、死体が突如喋り出した。

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