BARに探偵事務所に秘密の部屋!?「マダミスビル」内覧会最速レポート!
平石英太郎/2023年6月11日
東京都中野において、「マダミスビル」の内覧会が6月10日土曜日に行われました!
オープン前の掃除や内装が着々と進む会場でオーナーのきつねさんやStudio OZONのAGATAさんに会場をご案内いただき、お話をお伺いしました!
中野駅から「マダミスビル」へ…
マダミスビルは新宿から中央線で4分の中野駅にあります。
南口を出て「レンガ坂」を上り、左に曲がるとすぐ見えてくるのがマダミスビルです!
確かな存在感!
きつねさんによるルームツアー開始!
一階からご案内します!
(ご案内いただくオーナーのきつねさんと、内覧会に来ていた方のお子様(撮影・掲載許可済))
1階は青一色のBARに
こちらの一階では、青色一色がコンセプトのBARをやる予定です。
外壁が青なので、内装も青一色に。
(一緒に案内していただいたAGATAさん)
ここに花がありますが、これが部屋に死ぬほど溢れかえっているような状態にします。
壁はライトブルーの漆喰で着彩して、天井も青く。
このバーで提供される飲み物も青で統一します。
完全に青一色のBAR、カフェ。
体験型エンタメが好きな人がここで打ち上げをしたりとかここで二次会をしたりとかここで喋ったりとかするようなするように作ろうと思っていて、メインは私の作業場です。
24時間営業!
実は24時間やろうと思っています。2時〜3時に起きて作業したいなと思った時に来れる場所が欲しくて。
あとは、「壁打ち」ってよく言うと思うんですけど制作していく中で詰まったり、新しい何かを見つけたかったり、誰かと喋りたいことってあるじゃないですか。
それ用!
良いですね!お家から近いんですか?
近いんですよ。
実はOZONのコアメンバーみんなここから2分とか3分とかの場所に住んでいて。
で、それが近いのがやっぱり大きくて、借りました!
色々やりたいな。
事務所も皆さんに使っていただいて埋まっちゃって、事務所としてよりもレンタルスペースとしての稼働の方が多いような状態になったので、場所増やしたいなと思って、妄想とかを考えてツイートとかをしていたら、たまたま物件を調べたらあって、じゃあ、借りちゃお、みたいな。
一棟ごと借りられるところを見つけられたんですね!
そうですそうです。元々フロアごとの貸し出しはしていなくて、一棟丸ごと貸し出すところだったので、借りちゃいました。
ワンフロアがこの通り小さめなので、取り回しが効きやすくて、基本的にワンオペで回せる。
マダミスやる時もボドゲやる時も、ミニマルにできて良い。
あとは単純に、事務所として利用するときも距離感ができすぎないかなと思って、借りました。
良いですね! 24時間営業ということは、いつきても誰かひとりはいるってことですか?
そう!24時間、誰か一人います。
なので、店長やりたかったらやってみてください(笑)ドリンクを作りに来てください!
で、一応一階のカフェは席数的には18席ぐらいで、まあこういう、横から見えない、一人で落ち着いて何かをやるスペースも用意しています。
Wi-Fiはありますか?
Wi-Fiは速いやつ! 速いやつで私が作業したいので、速いやつを設置します!
ぜひここで作業してください。
階段をのぼる
基本的には一階はカフェで、面白いのが、階段の造作も、普通のビルにはこんなのないじゃないですか。こういうところにマダミス関係とかモニュメントがあればおいておこうと思っています。
赤黒の2階へ
ここも一階と同じ広さなんですけど、ここは探偵事務所風にしようと思っています。
窓の外側に「探・偵・事・務・所」のシールを貼って、コナンっぽくします。
1階がポアロの、2階が毛利小五郎探偵事務所みたいなノリです。
雰囲気としてはどちらかというとシャーロックホームズのような、洋風の世界観の部屋にしようと思っていて、この窓は全て潰して一面本棚に。真っ暗でムーディな、ヨーロッパ、イギリス、ロンドンのような雰囲気にしようと思っています。
足場はレンガとか、石っぽい、大人な、男の人が好きそうなやつにしようと思っています。
反対側は90cmぐらい床上げの足場を作って、工事現場の、鉄の簡単な階段があって、上にゲームマスターが登って喋ったり演出として使ったりできるようにしようと思っていて、その下に照明やスモークを仕込んだりしようと思っています。
マダミスって、集合写真をみんな横一列で撮るじゃないですか。あれ味気ないなと思って、高さがあればそこに座って撮ったりとか、足をだらんとして撮ったり、手を遊ばせて撮ったり、そういうことができるなと思って。
青とか赤の照明が煽りで入ってくるとお洒落なんじゃない?と。
本棚も照明とかを入れようと思っていて、中身はイミテーションブック、中身のない洋書っぽい本を並べるんですけど、中にはドイツのボードゲームを並べたりとか。
キャラクターのハンドアウトを八個とか十個置いて、真ん中にメインビジュアルを置いたらバランスよく入るような本棚にしたいなと思っています。
まあどこまでできるかわからないんですけどね!
このフロアの面白いのが、ここも記事に書いて良いんですけど、小部屋がちょこちょこあるんですよね。小部屋のこういうところに絵画とか銅像を置いて、一見すると入り口じゃないんだけど、下から潜って入ったり、ガラガラっと開いたりして、密談ルームにしようかなと思っています。
こういうのって一発目の驚きしかないから言っちゃってるんだけど、こういうのがあります。基本的には暗いです。
緑の3階へ
3階はオープンスペースな感じにしようかなと思っています。
ここは広いのもあるし、このバーカウンターは全部どけて、ボードゲームをみんなで遊んだりとか、LARP的なことができたら良いなと思っています。
このカウンター取れるんですね?
ううん、取れないけど取るんです。工事業者の方を呼んで。
ここは中性的な、緑っぽい感じの草とかのイメージで、下が茶色・青、真ん中が赤・黒、ここが緑は緑とか白とかです。ここは内装を強くは入れない。
後々、ここで店舗展開したいよとか、ゲームマスターで催しやりたいよとか、そういう人たちが使えると良いかなと思っていて。
今、マダミスとかTRPGの作家さんって無職じゃないですか。いわゆるフリーターというか。
社会的な信用がなくて物件も借りれなかったりするので、そういう人が使えるようになったら良いなと思っています。
ルームツアー以上です!
たくさんのアンバサダー
ツイートで衣装貸しについても書かれているのを拝見しました!そのような構想はありますか?
あります! また、衣装の他にも、マダミスビルは色々な人に関わってもらおうと思っています。
例えば、新宿にRoy to Siloっていう有名なパフェ屋さんがあるんですけど、そこのパフェやさんのカズシさんに飲食の監修をしてもらったりとか。
衣装はYouTuberのえっちゃんに衣装を見繕ってもらってそれをみんなが、男性も女性も、世界観にあったものを着れるようにしたいです。
ボードゲームの監修はノンスタイルの井上さんにしてもらいたいなと思っていたりとか。
さっきグループSGRのシグレさんが来ていたんですけど、妄想して作品展開を考えてくれたりしていました。
シグレさんのTRPG、佐賀屋火花さんのLARP、我々のストーリープレイングとかマーダーミステリーが多面的に展開できて、それによってクリエイターさんが儲かる場所になったら良いなってすごく思っています。
マダミスビルは「あなた」が使う場所
最後にこれを読んでいるマダミスファンの皆さんへ一言お願いします!
ここは、「憧れのあの人」が使う場所ではなくて「あなた」が使う場所です。
店舗を展開したい人とか、採算を取りたい人に良いかもしれないですね。
うちは場所貸しはするけど対価は歩合とかじゃなくて定額です。
たぶん1日8000円とか、今の事務所と同じぐらいの金額にしようと思っています。
1日8000円!かなり借りやすい価格ですね!
まだ決まってないんですが、カフェで稼げば良いんじゃないと思っています(笑)。
エンタメというものがここで回っていくと良いなと思っています。
オープンが楽しみ!
中野駅から徒歩3分ほどの好立地にできるマダミスビル。内覧会が行われた今日はたくさんの人たちが中を見に来たり、掃除を手伝ったりしていて活気に溢れており、ビルの前を通る人たちの注目の的になっていました。
新たな熱の発信地になりそうなマダミスビルのオープンが楽しみでなりません。