【イベントレポート】クリエイター×経営者【謎×物語】NEO企画会議
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【イベントレポート】クリエイター×経営者【謎×物語】NEO企画会議

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2024年12月15日に実施されたトークイベント「クリエイター×経営者 【謎×物語】NEO企画会議」の内容を全文大公開!

2024年12月15日、渋谷サクラステージの404 Not Foundで「【謎×物語】NEO企画会議」と題するトークイベントが行われた。
トークゲストに謎解きクリエイターのけんぴ。、マダミスアプリuzuを開発するSally社社長平石レゼ、そして404 Not Foundジェネラルマネージャーの織田笑里を迎えて「渋谷の一等地でマダミスや謎解きなど【謎×物語】を広めていくには?」を語り合った。
当日は謎解きやマダミスでビジネスをしたい人、コンテンツを作りたい人、渋谷の404 Not Foundという場所が気になるクリエイターなど、40名以上の人が熱心に聞き入り、時に笑い、交流を深めるイベントとなった。
その様子を全編文字起こしでお届けする。
23,000字と大ボリュームな内容だが、ぜひ楽しんで欲しい。

登壇者:
けんぴ。(謎解きクリエイター)
平石レゼ(マダミスアプリuzu開発 株式会社Sally 社長)
織田笑里(404 Not Foundジェネラルマネージャー)

司会:
いしづどど(マダミス作家・マーケター)

コンテンツを作る人、ビジネスにする人

いしづどど:
本日はお集まりいただきありがとうございます。
404NEO文化祭の一枠をいただいて、今回【謎×物語】トークイベントを企画しましたマダミス作家・マーケターのいしづどどです。どうぞよろしくお願いいたします。

昨今増えてきた体験型エンターテイメントの中でも、特に謎と物語性を持ったマーダーミステリー略してマダミスや、ストーリー性を持った謎解きが盛り上がっています。
今日はマダミスや謎解きを中心に、【謎×物語】のコンテンツについて理解を深めつつ、ここ404でどんなコンテンツが生み出せそうか、話し合っていきます。

知らない方に簡単にご説明いたしますと、マーダーミステリーとはプレイヤーが物語の登場人物になりきって議論し、駆け引きし、物語を紡ぐ会話ゲームです。

謎解きは、義務教育の知識で解ける範囲の問題というのを指します。

私から説明していても何なので、早速ゲストの方をお呼びしたいと思います。
コンテンツを作る人代表として、いろんな分野で謎解きを作られているけんぴ。さんをお呼びしました。けんぴ。さんお願いします。

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けんぴ。:
はい、よろしくお願いいたします。けんぴ。と申します。
謎解きクリエイターと脚本家をしております。
普段はIP系だったり、テレビ番組だったりで謎解きを制作させていただいております。

先ほど謎解きについて説明があったんですけど、いろんな概念があるんですが、いわゆる謎解きっていうのは、「義務教育レベルの知識があれば誰でも楽しめるよ」っていうもので、結構テレビ番組とかで謎解きを見たことあるよって方もいらっしゃるんじゃないかなと思います。

そういうことしてる人です。よろしくお願いします。

いしづどど:
よろしくお願いします。
では、いつもお世話になっている人に今日もお世話になりたいと思います。
ビジネスをする人代表としてマダミスアプリuzuを開発する株式会社Sallyの社長、平石レゼさんにお越しいただきました。

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平石レゼ:
よろしくお願いします。株式会社Sallyの平石と申します。
私たちはマーダーミステリーを主にテーマにしてる会社です。
マダミスが簡単に遊べるモバイルアプリuzuだったりとか、マダミスを作れるエディター(ウズスタジオ)だったりとかイベント作ったりとかマダミス関連の仕事をたくさんやらせていただいています。

ビジネスにする人ということで呼んでいただいたんですけど、私たちこの株式会社Sallyとしてマダミス事業を始めたのが2020年の夏ぐらいからで、5年目ぐらいになっちゃったなというところです。

今年の夏に実は2億4千万円ぐらいの資金調達を発表しまして、いろいろな投資家の方に私たちの会社に投資をしてもらったところです。

※株式会社Sallyのプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000059942.html

この2億円以上という金額は私たちが5年前始めた時から考えると考えられないぐらい大きな規模になっていて、ようやく仕事としてマ-ダーミステリーが大きくなってきたんじゃないかなというふうに思ってます。

これから先もマーダーミステリーをどんどん仕事できる人が増えていったりとか、いわゆる産業になっていったりとか、そういった未来を作っていきたいなと思っていて。

マーダーミステリーってすごく面白いけど、仕事にもなるよね、とか、ビジネスにもなるよね、っていう状態に、これからどんどんしていくにはどういうことができるか? というのを今日は話していきたいなと思います。よろしくお願いします。

いしづどど:
よろしくお願いします。

【謎×物語】コンテンツ制作の裏側

SNSの集合知を舐めてはいけない

では、次は【謎×物語】コンテンツ制作の裏側に迫っていきたいと思います。

けんぴ。さんは1枚謎とか周遊謎解き、Vtuberのプロモーション、テレビやジャンプ漫画とのコラボ画像など、多岐に渡る活躍をされてますが、元々どういう経緯で謎解きを作り始められたんですか?

けんぴ。:
はい。私が静岡県の片田舎出身なんですけれども、お茶の間を囲んで家族で楽しめるコンテンツとして「IQサプリ」という番組があったんですが、分かりますか? 最近ちょっと通じないことが多くなってきていて悲しいですけれど。
あれが本当に好きな時間だったんですね。

でも静岡そういうのないしなーっていう風に色々探していた中、上京したタイミングでリアル脱出ゲーム、謎解き、脱出ゲーム、たくさんあって「謎解き欲」みたいなものが上京して爆発した感じです。

で、教育学部だったこともあり、そのまま本当は教員になる予定だったんですが。

いしづどど:
教員ですか?

けんぴ。:
国語の教員免許を持っているんですけれども、
今はフリーランスでやらせていただいております。

いしづどど:
なるほど。謎解きクリエイターにフリーランスになってから、こういった大きいお仕事をされるようになったのは、どういう経緯でされるようになったんですか?

けんぴ。:
本当にありがたいことに、いろんなご縁がありまして。

元々、松丸亮吾さんが代表をしていたAnotherVisionという東大の謎解きサークルで、テレビ番組の制作など、色々なものを経験させてもらって。
その時のご縁が、作れば作るほどどんどん繋がっていって。
そうして今、色んなゲームやアニメなどのIPの仕事に繋がっていった経緯はあります。

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※けんぴ。経歴:https://kempi-nazo.com

いしづどど:
なるほど。この中、この中以外でも、一番転機だったな、とか、記憶に残っている謎解きってありますか?

けんぴ。:
どれも本当に大好きなコンテンツですけど、やっぱり最近だと、『暗号学園のいろは』の暗号学園模擬試験は記憶に新しくて。
去年、高難易度暗号解読企画としてやらせていただいたものなんですが...週刊少年ジャンプで連載されていた西尾維新先生原作・岩崎優次先生作画の『暗号学園のいろは』という作品で、こちらの漫画のプロモーションとして暗号を全国の書店に置くという企画があったんですね。いわゆるARGというものです。私はその暗号の暗号ディレクションと、何問かの制作を担当しました。

※けんぴ。による解説動画:https://www.youtube.com/watch?v=db8TI15JBjI
※当時の様子をログにしたまとめ:https://togetter.com/li/2239953

で、漫画についてくる回答用紙に、書店の暗号の答えを書くとノベルティがもらえる。
と思ったら実は、裏にまた暗号があって。
それを解くと秘密のホームページに入り、また暗号があって……そういうプロモーションだったんですね。

そして最終的に能登半島に行けという指示文になるんです。

いしづどど:
能登半島!?

けんぴ。:
そうです。能登半島に"いろは書店"という場所があるんですけれども。
暗号の最後の答えが、簡単にいうと「いろは書店に行こう。先着1名で良いものがもらえるよ」っていうものだったんですね。

最終問題が解かれた...つまりラストはいろは書店さんに行かなければならないと発覚したのが平日の夜だったんですが、
いろは書店さんがオープンするAM8:30の段階で開店したら、目の前に...6人とかでしたっけ?(観客の方に問いかける)
あっ。その6人のうち1人が今、ここ(観客席)にいらっしゃるんです。(笑)

話を戻すと、つまり、全国から6人の方が深夜に車を飛ばして能登半島のいろは書店までいらっしゃったわけです。

で、全国書店にある1枚の暗号から、最終的には能登半島まで行かなければならないという壮大な企画で。最終的にSNSでもトレンド入りするぐらいのイベントになったっていうのが、この『暗号学園のいろは』の「暗号学園模擬試験」というものでしたね。
携わったものとして、すごく楽しかったですね。
トレンド入りするぐらい話題になって、SNSが追いきれなかった。

いしづどど:
実際クリエイターとして解かれると思ってましたか?

けんぴ。:
集英社の方は「半年ぐらいは最終問題があることにすら気付かれない。裏のルートがまだ隠されているなんて思わない」とおっしゃっていて。
私は「いや、SNSの集合知はすごいですよ。1ヶ月で突破されるでしょう」と言っていたんですが、実際は1週間でした。本当にみなさん、強い。
やっぱりSNSでちょっとずつ情報をね、皆さん交換されたりするので、最終問題が発見された夜なんてもう皆さん一気に解かれて。

そういうご縁があって、今、最終ゴール地点であるいろは書店さんが聖地になってます。
今、能登半島と聞くと、2024年1月に起こった大震災を連想されると思います。
そう。
暗号学園模擬試験が始まったのは2023年10月4日。最終問題を解読されたのは10月12日...これ、当初想定されていたように半年かかっていたら、いろは書店へのゴール自体が不可能になっていたんですね。

皆さんに1週間で解いていただいたおかげで、いろは書店さんは今や聖地になっていて、全国からたくさんの支援金が集まって。
先日いろは書店さんに実際に伺ったんですが、本当にあったかい場所で。

"繋がり"ってものを強く感じた、素敵なイベントでしたね。本当にこの企画は思い出深いです。

いしづどど:
じゃあ思い出深いなと思われた方は、ぜひ能登の方に寄付もよろしくお願い致します。

※能登半島への寄付:https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html

※いろは書店への寄付:https://x.com/bookcafeiroha/status/1818826512436768810

多くのファンの方がいる覚悟

もう一つ。
最近発表された「没入体験型謎解きゲーム、STEINS;GATE不可侵領域のカルキノス」について、具体的にけんぴ。さんはどんなことをされたか伺ってもいいですか?

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※STEINS;GATE不可侵領域のカルキノス HP:https://sg-karkinos.jp

けんぴ。:
こちらはARを用いた没入体験型謎解きゲームです。豪華声優陣の撮り下ろしボイスを聞きながらプレイできる新感覚のゲームなんですけれども。
こちら、謎解き制作と脚本制作を担当させていただきました。

いしづどど:
謎解き制作と脚本ってことはもう全てってことですか?

けんぴ。:
そうですね...内容面は。
ただ、もちろんシステム面はからっきしダメなので、開発チームの方々とともに制作しました。本当に素敵な皆さんとご一緒させていただいて出来上がったものなんですけれども、内容全般に関しては私がコンテンツディレクターという立ち位置でやらせていただいたかなと思ってます。

いしづどど:
ありがとうございます。では、けんぴ。さんの集大成、そちら(当日行っていた物販ブース)で3300円で販売しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

けんぴ。:
物販ブースの他、謎解きキットを通販で購入いただいたあと、物語はあなたの自宅など、好きな場所で始められます。
途中の章まで進めると、全国PARCOのうち連携店舗12ヵ所(2024年12月当時)にいく必要が出てきます。
そして最後の章は自宅でもどこでも進められるものになっております。

シュタゲという作品は今年15周年を迎えるんです。だから本当に多くのファンの方がいるっていう覚悟のもと、私なりにたくさん勉強して、脚本と謎解きを構成・作成しました。
とても思い入れの深い作品になりましたので、皆さんにプレイしていただきたいです。シュタゲを知らないよって方も楽しめますが、シュタゲを知ってるよって方はもっともっと楽しめる作品になっております。

鳳凰院凶真の相棒として1つの運命を観測する物語です。是非ちょっとでも気になった方は見てみてください。

いしづどど:
ありがとうございます。

そうですね、非常に正しかったと思います

では次にですね。お次はレゼさんに。
レゼさんはマダミスアプリウズの開発の社長さんということで、なんで「マダミスアプリを作ろう!」ってなったんですか?

平石レゼ:
マダミスアプリウズは、実は私のためのアプリってところがありまして。
元々2020年の夏ぐらい、いわゆるコロナ禍で遊びがなくなったころにマダミスに出会いました。オンラインでマダミスを遊んでました。

ちなみに、マーダーミステリー知ってる人どれぐらいいますか?

会場:(9割が手を挙げる。)

平石レゼ:
ほぼ全員ですね。

マーダーミステリーを遊んでたんですけど、当時、私が遊んでた頃はDiscordを使ってオンラインのGMさん(ゲームマスター:司会進行、情報の配布、ギミックの処理などを行う)に回してもらいながらマダミスやっていました。

途中から遊びたい作品のGMさんが捕まらなかったり、GMさんが募集出してるけど、1分ぐらいで募集が埋まっちゃって、今夜遊べなくなっちゃった、みたいなのがありまして。

当時やっぱり、マダミス流行ってきてるけど、GMさん人数足りないよね、みたいな。

その時にGMさんがいなくてもスムーズに遊べる仕組みがあったらいいんじゃないか?っていうのが一番きっかけになっています。

ウズっていうのはですね、マダミスをGMさんなしでというか、アプリがいろいろ「よしなに」やってくれるっていうアプリなんですけれども。
アプリがあれば毎日遊べるようにっていうことで作ったのがきっかけです。

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いしづどど:
なるほど。
そこから事業として展開していこうとなったのは、野望みたいなのは何かあるんですか?

平石レゼ:
実は私たち、事業としてもある程度成り立つかなという風に思ってた部分がありまして。

というのは、いくつか背景があるんですけど。

マダミス自体は人狼ゲームとかなり似ている部分もあって、日本の人狼ゲームアプリ1,000万ダウンロード超えてるのがあったりとか、潜在的な市場としてはかなりあるのかな? っていう風に思ってました。

ただ、人狼ゲームのアプリで、上場してます、とか、めちゃめちゃ儲かってます、みたいなところがあんまないのかなっていう風に思っていて。
ただマーダーミステリーの場合は、何て言うんですかね、「コンテンツ」なんですよね。

人狼ゲームの場合は「ゲーム」を遊ぶっていうところかなと思うんですけど、マーダーミステリーの場合は1個1個のストーリーを自分がプレイする時に、ストーリーに対してお金を払うっていうのがかなり自然にできるんじゃないかっていう風に思っていて。

この点、ビジネスモデルは結構マダミスアプリって漫画アプリと近い形でお金払うよね、みたいなことで、作りやすいなっていう風に思ってまして。

いわゆるキャッシュポイントが持てるというか、ちゃんとプレイヤーの方にお金を払って遊んでもらえるアプリ、かつ人狼ゲームぐらいに需要がある、となったら結構ビジネスとしてうまくいくんじゃないかなっていう感覚があります。

いしづどど:
今はその感覚はどうですか? 正しい感じですか?

平石レゼ:
そうですね、非常に正しかったと思います。

会場:笑

平石レゼ:
もう一個付け加えると、マーダーミステリーって人数が決まってるっていうのがありまして。
例えばこの(モニターを指さす)「ブルーホールミステリー〜夜明けのまちと『奇跡のブルー』」というやつなんですけど。

5人プレイなんですけど、自分が遊ぼうと思ったら5人集めなきゃいけないっていうのがすごく難しいポイントとしてあります。
ただこれが、我々のアプリのいわゆる新規ユーザー獲得においてはすごく大きいポイントで。
例えば自分がこのブルーホールめっちゃ遊びたいけど、周りにけんぴ。さんしかいないって時にね、あと3人見つけてこないと始められないんですね。

どんどん色んな人を誘って、その人たちがどんどんアプリをDLしてくれるので。
既存プレイヤーの人が既存プレイヤーのために見つけてくれるというポイントがあるなと思ってて。

これっていわゆるモバイルアプリにおいては、普通は新規プレイヤー誘ってくれたら1000円プレゼントとか、デリバリーアプリはだいたいやってますけど、金銭的なインセンティブがなくても新しい人を呼んできてくれるというのがめっちゃいいなと思って。
その点も我々的にはいけるんじゃないかなと思ってたポイントでめっちゃ正しかったですね。

いしづどど:
なるほど。でも、ちょうど今ウズさんは人を呼ぶと、っていうキャンペーンやってらっしゃいますよね。

平石レゼ:
そうですね。
結局やっちゃってるんですけど笑
新規のプレイヤーの人と遊ぶと、500円分もらえますよっていうので、両方あるよ、金銭的なメリットもあるよっていう状態でやってます。

※キャンペーン:https://www.uzu-app.com/ja/articles/refer-friend-campaign

いしづどど:
ということで、ウズアプリを入れられてる方は、この会場でどなたか誘ってプレイしていただければと思います。

システム側をやる立場ってのが私たちの会社だな

いしづどど:
ちなみに、社長さんって何するんですか?

平石レゼ:
何するんですかね……。
遊んでることが多くて、昨日の夜もウズで遊んでめっちゃ楽しかったです。
姿を隠してプレイヤーの人と遊んで。色々ゲームして遊んで。

ただ、今日一番話したかったことなんですけど、私の一番の役割はクリエイターの方、マーダーミステリー作家です、みたいな人をどうやって増やしていくことができるのか、というところにコミットするのが一番大事かなと思ってて。

例えば漫画の領域においては、めちゃめちゃ売れる作品を作ったら、すごい儲かります、みたいな状態で出来てると思うんですよね。小説もそうですけど。
面白さと収入が結構比例するようにできてるなあっていうふうに思って。

とはいえ、マダミス業界において、東野圭吾作品並みにめちゃめちゃ面白いマダミスを作ったとしても、東野圭吾ほど稼げないっていう問題があるなと。

クリエイターの方からすると定数として市場規模っていうのは決まってしまっていて。
クリエイターの方が稼げる金額って「マダミス市場の大きさ×自分の面白さのデカさ×クリエイターに対してパブリッシャーが払える割合」っていう、3つの掛け合わせになってるところがあって。
マダミス市場の大きさっていうのはクリエイターからすると定数になっちゃってるから自分たちでどうしようもないっていう。

漫画においては、例えば週刊少年ジャンプが1週間に1度、全国の書店に300円ぐらいでダダダダダって配本されて一気にブームが起きるという状態ができたからこそ、超大ヒットの漫画があって、そこからどんどん稼げて、ということだと思うんですけど。

そこって漫画家さんが売ってるというよりは、集英社だったりとか日販(日本出版販売株式会社、いわゆる出版取次、本を流通させる会社)だったりとか出版システムがすごいとかありますよね?

そこのシステム側をやる立場ってのが私たちの会社だなっていうふうに思ってて。
マダミスのクリエイターの方がめっちゃ面白い作品を作ったら一気に世界中の人が遊ぶし、ありえない金額が儲かるみたいな状態を作れるのは結構私たちの会社なのかなっていう風に思ってるので、そこにちょっと全力でコミットしていきたいなっていう風に思ってますね。

いしづどど:
ぜひ、あのマダミス作家の一人として頑張っていただけたら、私も稼がせていただけるということで、ぜひお願いします。

404 Not Foundとは?

エラーみたいな名前の場所

ちなみにこの404 Not Foundの会員になったのはその流れみたいな感じなんですかね。

平石レゼ:
一番最初は、実は通りかかったからっていうところですけど。
会社に結構近くて、すごい変な場所あるなって。
404 Not Foundっていうエラーみたいな名前の場所があるなって思っていったん来てみたら、色々な人のインディーゲームが展示されてたりとか、すごく面白い場所として機能していて、今後も機能していきそうだなっていうのでメンバーになりました。

いしづどど:
なるほど、ありがとうございます。けんぴ。さんはいかがですか?

けんぴ。:
たしか、VRコンテンツがここで遊べた時期があったと思っていて...。

いしづどど:
「カメラを止めるな!」の監督さんが作られたXRと謎解きのコンテンツですね。

※上田慎一郎監督の3人のサイコメトラー‐誘拐事件を解決せよ-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000023281.html

けんぴ。:
はい。VRゴーグルをつけて体験するコンテンツで、自身のサイコメトリーによってものの記憶を読み取り、その映像を観測して、いったいなぜ事件が起こってしまったのかを考察するゲーで。
(物品の記憶が)映像記憶として提供されるので、最後に誰が犯人かを当てる推理ゲームがあったんですけど。
それに来たら「404会員にならないか?」ってお誘いいただいて。「何ですか? 404って?」となり、そうしてメンバーになったわけです。

いしづどど:
なるほど、ありがとうございます。

クリエイターの方が主役の場所

いしづどど:
ということでですね。この場所にも触れていきたいなと思うんですが。
ここ404 Not Foundについて、私からご説明するよりも、ここのゼネラルマネージャーの織田さんに来ていただいて、ぜひ一緒に解説していただきたいなと思います。

織田:
(入場して)突然すみません。よろしくお願いします。
ここのジェネラルマネージャーで、今日の文化祭では完全にクレープ屋さんとマフィン屋さんになっております。(当日は404スイーツ部としてお菓子の物販も行われていた)
織田笑里と申します。よろしくお願いします。お願いします。

(けんぴ。に向けて)あと先日はXRの体験もいらしていただいてありがとうございます。

いしづどど:
織田さんはジェネラルマネージャーということなんですけれども、ジェネラルマネージャーって何ですか?

織田:
自分でももうよくわかってないぐらい仕事の幅が広すぎてですね。
日々ここで何かが行われる時の企画のご相談にのって実現に導く、みたいなことというと、すごくかっこいい感じなんですけども。

2週間前の日曜日はカフェラテ何杯作ったかな? てぐらいずっとカフェでカフェラテを出していたりしますし、今日はずっとクレープとマフィンを焼いてて。
月に2回ですね、クリエイターのための食堂ってことで奥にキッチンがあるんですけど、そちらで定食屋さんもやってます。

なので、もう自分が何者かよく分からなくなってきてるんですけど、ここにまつわるいろんなことを一緒にクリエイターの皆さんと一緒に盛り上げていくために自分はいるかなと思ってて。

この施設、7月の末にできたんですけれども、だんだん私のやることがなくなるといいなと思って応援してます。
っていうのは、クリエイターの方が主役の場所なので、クリエイターの方同士がつながって何かを生み出して何かここで表現の場だったり販売の場だったり、発信の場に使っていただくのが一番理想的な使い方かなと思っております。

今日はよろしくお願いします。

いしづどど:
お願いします。
今回のトークイベントの台本も織田さんに添削していただいてご協力いただいております。
404 Not Foundは、物理的にどういう場所なのか、のご説明をいただいてもいいですか?

織田:
いしづさんがスクリーンに映すスライドを全部作ってくれたんですけれども。
今、皆さんがいらっしゃる場所を404 PARKと呼んでまして、いわゆる渋谷に空き地を作るっていうテーマで。
こちらの施設がそもそも、床を見ていただくと茶色くて土のような、まさに空き地のようなコンセプトだったり。
壁も、土壁みたいな感じになってると思うんですけど。
渋谷の文化が滲み出して出してくるような空き地になればいいな。という創業メンバーの思いが込められたフロアになってます。

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まさに今日みたいにトークイベントで使ったり、床に四角い仕切りみたいのがあると思うんですけど、ポールを立てると一気に展示エリアに変身したりですとか。

あと、上を見上げていただくとライトがあると思うんですけども、今、柔らかい光になっていると思うんですけど、手元が明るいワークショップの時はもっと蛍光の色で、サイバーパンク的なVJイベントやりたいという時はピンクだったり、オレンジだったりっていう風にパネル一つで変更が可能な形になっています。

なので、ここが表現の場になるといいなというところ。

あと、お隣がカフェで色々皆さん買ってくださってたりしていますけれども。
何かを作り出したクリエイターの方が自分の商品だったり、作品をテストマーケティング的に世の中にこう打ち出したいっていう時に、お隣のエリアを使って一点ものから販売ができたりというようなことをやってます。

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今日もファッションデザイナーのTyler.さんが面白いワッペンをご自身がお持ちのお洋服とかにその場でつけてくれるカスタムショップをやってるんですけれども。
彼のようなデザイナーの方とか、アクリル作家のクリエイターの方とかの作品もお預かりして販売していたりします。

ゲーム系のグッズもあるので、よかったら帰りにのぞいてみてください。

そして発信の場として、ここももちろん発信の場になるんですけれども、そちら曲がったところに配信スタジオもあります。
クロマキーと言ってグリーンバックってよく業界で言われるやつですよね、そういった設備があるので、合成で背景も作れるので動画撮影から、音声コンテンツも作れます。
404のオリジナルの音声コンテンツを11月からスタートして配信しています。

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そして、私が先ほど言ったキッチンも奥にありまして。
フードクリエイターの人が1日からお店を出せる、自分の腕試しができるというコンセプトの場所になっています。
有名な地方のお店の方々がコラボレーションした形で、普段はフレンチなんだけど、この場所で特別なまかないカレーを出す、みたいなことをやられてたりするので、かなり話題のスポットになってきているかなというところです。

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というような感じで、大きく分けて4エリアありまして、4エリアを色々な方が使ってくれたらいいな、ということで。

CLANメンバーというところで、まさに会員になってくださってる方も多いですけれども。
月3ドルって何だ?っていう金額ではあるんですけど(CLANメンバーの会費は月3ドル、約500円未満)。
基本はクリエイターからはお金はなるべく取りたくないなという思いで、スタバで一杯コーヒーを飲むぐらいの値段で、こちらのフロアで色々な企画をやっていただいたり、制作スペースとして使っていただいたりというところで運営をしています。

「よし、何かを作り出してみよう」って思う場所になったらいいな

いしづどど:
ありがとうございます。
ちなみに、物理的にこういう場所だっていうのが分かった上で、どういう理念とか考えとして使っていただきたいみたいなのはあるんでしょうか?

織田:
先ほども少しお伝えした通り、ビジネスっぽい言葉で言うと、新しい時代のクリエイターエコノミーってどういうのがいいかな? みたいなことを皆さんと作り上げていく場所になったらいいなっていうふうに思ってます。

クリエイターのための施設って全国各地に色々できてるんですけれども、長期的に続かなかったりとか、クリエイターの施設って言ってるのにクリエイターからすごくお金を取って施設を貸してしまってたりとか、色々な課題があるかなと思っていて。

そういった課題がここで一つでも解決して、実際にクリエイターの方々が「よし、何かを作り出してみよう」って思う場所になったらいいなっていうのと。

あともう一つ、すごく大事にしてるのが、いろいろなジャンルの方がクロスオーバーしてここで出会うってことが大事かなと思っていて。

例えば身体を動かすパフォーマーの方と、謎解きの作家さんがお会いして何か新しい企画やるとか。
まだ言っちゃいけないかもしれないですけど、年明けは落語の企画をここでやるとか、コンテンポラリーダンスの方々がここでショーをやるとか、なんかいろんな企画がすでに始まろうとしていて、クリエイターというとすごくなんかデザインするのみたいな感じが一瞬するんですけど、全然それだけではないクリエイターの方がいっぱい集ってるのと。

ビジネス的なことで言うとスタートアップの企業の方も皆クリエイターかなと思っていて、そういった方も交われるといいかなという風に思ってます。

404NEO企画会議

1個、自分のIPを持ちたいんですよね

いしづどど:
ありがとうございます。今、企画ということを織田さんから出していただいたんですけれども。
ここから404を使ってどういう企画ができるかな? っていうのをクリエイターとビジネスを作る人にぜひ聞いていきたいと思います。

けんぴ。さんの企画アイデア、ぜひ語っていただければと思うんですが。

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けんぴ。:
まず1つ目、謎解きインディーゲームに関しては404の場所を実際に使う企画ではないんですけれども。ここ404は色んな個性的なクリエイターの方が登録されている場所ではあって、そういう方と繋がって、謎解きインディーズゲームをどうしても作りたいですね。

私、いつか1つ自分のIPを持ちたいんです。

ぜひ世界中の人にやってほしい、となると言語依存のないパズルゲームが相性良いと思っていて。そういう謎解きを作るノウハウも私にはあるし。

また、今回のSTEINS;GATEの謎解きについて脚本も書かせていただいたんですけれども、いろんなIPを経験していく中で、物語を書くノウハウは自分にあると思っています。だから「内容は作るから、誰か実装できる人、一緒に作ろう!」という気持ちでいます。

5~6年かかってもいいから納得のいく1本を完成させたいです。長期戦にはなるかもしれないけれど、本気で一緒に夢を追い求めてくれる人がいると良いなって思っているのが、私の1つの夢ですね。

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もう一つ。
こっちの方がこの404でやるコンテンツとしてはマッチしていると思うんですが...「物語を読むBar」をやりたいです。
この404を出てすぐ右のところに料理を提供できるうなカウンターがあるんですね。
そこにいるバーテンダーと話すことによって物語が進んでいく、リアルRPGみたいなことをやりたいです。

例えばですけど...頼んで無いはずのカクテルが出てきて。顔を上げるとバーテンダーが「あちらの方からです」と言って隣の席の人をチラリと見る...みたいな流れを、私は一回経験してみたいわけです。
で、実はお酒をくれた人が昔の友達(という設定の人)...だったとか!

あとは...お酒についてくる謎を解いていくと、実はバーに隠された秘密がわかる...みたいな企画も良いなと思っています。
つまり、謎を物語の舞台装置として使う...つまり没入体験への誘導としての謎を作りたいんです。
だから、謎もあるんだけど、物語に没入するさせるを主な目的とした没入型バーイベントをあそこでやりたいです。

織田:
それって、3時間ぐらいで終わるんですか?

けんぴ。:
今、私が考えているのは、
ワンドリンク頼むとそれに対応したコースターがもらえて、それが謎が付いてきます。このセットを3つから4つ作りたいですね。
全部のセットをコンプリートすることによってバーに隠された物語の真実がわかる形式にすれば、1枠は30分ほどでどんどん回していける。

そして4つセットのうち1つぐらいは持ち帰ってもできるような、バーにいなくてもできるようにすることによって「コンプリートするには、あと2回来ればいいのか? 最後までプレイしたいから、今日はひとまず持ち帰れる謎を購入して、他はまた後日来よう」ということが発生します。最後まで物語を見るために繰り返し来たくなるリアルイベントです。

織田:
ありがとうございます。
キッチンの活用方法については、ここのスタッフも今いろいろ聞いてるんですけど、いつも面白い企画をって追い求めているので企画提案を早速させていただこうと思います。

けんぴ。
ありがとうございます。めっちゃやりたかったので嬉しいです。

織田:
お酒だけ出せばいいんですか? お料理にもヒントとかがあったりするんですか?

けんぴ。:
4つほど作る予定のメニューのうち、1つはカクテルでいいし、1つはデザートで、1つは持ち帰りの焼き菓子。もう一つは...ちょっとまだ考えられていないですね。

あと今、こういう"体験型コンテンツ"ってとても流行ってるんですね。謎解きに限らず。
このような企画をすると、いわゆるZ世代の学生さんも来ると思うので、ノンアルもちゃんと用意したいなとは思ってます。

織田:
より具体的にイメージが湧いたので、ちょっと楽しみになったので、後ほど詳しく。

けんぴ。:
じゃあ来年!

織田:
ご相談させてください。

いしづどど:
ちなみにレゼさん、この企画に噛むならどんな感じで、面白いものを追加しますか?

平石レゼ:
私が考えたことにしたいですね。

会場:笑

平石レゼ:
追加できるかなと思ったことで言えば……
今年、私たちがやったイベントで、ロイヤルパークホテルの地下にあるバーでお酒を飲んでると、事件が起きてしまって、このバーの中にいる人が犯人だと思って、ざわざわするっていう展開があるやつがありまして。
すごく面白くできたかなと思うんですけども。

そういった要素で、個人プレーでやっていくよりかは、ある事件が起きて、横の人が怪しいだったりとか、毒入りのお酒を左の人に飲ましたりとか。
プレイヤー間の、あちらのお客さんからです、っていってお酒が来た時に、これ毒入ってるんちゃうか、みたいな展開ができると、横の面白さもできるかなと思いました。

けんぴ:
すぐマダミス、マーダー(殺人)を起こそうとする。

会場:笑

けんぴ。:
面白いな。さすがですね、マダミスアプリの社長さんということで。

いしづどど:
ちなみに殺人は大丈夫なんですか?

織田:
多分やり方によるかなっていうのと。
もしご一緒にってなったら、ここって、見てわかる通り前が飲食店だったり、横がTSUTAYAさんで本だったり、カルチャー的な何かが売ってたり、あとシェアラウンジさんだったり、奥にはビアホールがあるんですけど。

4階全体をサクヨンっていう言い方にしてて、さくらステージの4階だからなんですけど。
4階を回っていくと謎が解けて、拠点がそこのバーみたいなこととかありえます?

けんぴ。:
めっちゃいいですね。ありえます。
周遊謎解きっていうのも、地方自治体さんで地域全体を使って作成させていただいているので。
敵の本拠地なのか分からないですけど、「黒幕がここにいる!」って、例えば歩いて回ることで、ハンターハンターみたいな感じで、なんちゃらかなんちゃらの頼むと「秘密のお客様です」っていうような感じで始まるとめっちゃ楽しいかもしれないですね。

織田:
あと、4階全体に404の施設のメンバーも協力しながら、アートがいくつか点在して置いてあるんですよ。
一部のCLANメンバーとグッズ開発もやりはじめているんですけど、奥に犬がいるんですよ。

けんぴ。:
あそこですよね。配信ブースの前。

織田:
はい。今、あの子サクラって名前で激推ししているんで、サクラの企画とかもすごい(待ってます)。

※秋田犬サクラの像。たまに動く。https://www.instagram.com/stories/highlights/18033940793200355/

けんぴ。:
はい。分かりました。
皆さん、あっちの方に出ていって右曲がるとですね、犬のオブジェがあって、サクラちゃんっていうんですけど、よければ見ていってください。

織田:
あそこの方(石川武志)が開発した人です。

けんぴ。:
サクラの生みの親……?

織田:
生みの父。

いしづどど:
生みの父、兼、こちらの代表……?

織田:
超内会長です。

いしづどど:
超内会長(404 Not Foundを運営する一般社団法人 渋谷あそびば制作委員会 理事)です。

たぶん全員もうここの中にいそう

いしづどど:
そうですね、今の話でさっきのインディーゲームの話にもあったんですが、例えば演劇をする人なんかもCLANメンバーにいらっしゃいますよね。

織田:
はい、結構実は演劇チームも入ってくれて。

さっきも少しお伝えした通り、年明けにイベントというか公演をやることが決まっていたりするので、ここを稽古場として一部使ってっていうようなこともやってたりするので。

先ほどの、お隣に座ってる人が実は……みたいなことを役者さんもご一緒にやったりもできるかなと思ったり。
1個前のけんぴ。さんの(謎解きインディーゲームの)企画で言うとゲームクリエイターの方、今日もたくさんいらしてるので、もうこの場で直談判するとメンバー集まるんじゃないかなっていうのもあったりするので、ご相談いただくといいかなと思います。

けんぴ。:
はい、ありがとうございます。よろしくお願いします。インディーゲーム作りたいです!

いしづどど:
この場でもですけれども、この場が終わっても、交流の機会とか今後あるんですか?

織田:
ちょうどCLANメンバーが、明日年末なので忘年会的なことをやろうという企画が明日あったり。
あと実は入っている方はご存じの通り、ご存知の通り、Discord上で日々会話ができるようになっているので、そこでいろんなコミュニケーションが取れるようになってます。

けんぴ。さんのさっきの企画で、今一番足りない人、こういうことできる人がいたらいいっていうのは聞いときたいです。

けんぴ。:
中身を作るので実装できる人が欲しいです。エンジニアさん。
あとはBGMだったり、あとイラストレーターが集まるとできるんじゃないですかね。

織田:
たぶん全員もうここの中にいそうな気がしてます。

けんぴ。:
これが404か。素晴らしいですね。

いしづどど:
ここのメンバーが集まれば何でもできるということで。

けんぴ。:
はい。

日本語ってカタカナひらがなで漢字アルファベットいろんなものがある

けんぴ。:
最近の【謎解き×物語】の話で言うと謎解きもそうなんですけれども、イマーシブシアターだったり、マーダーミステリーだったり、最近、体験を通じて物語に没入していくというものがすごく増えていて、プロモーションとかに使われたりしてるんですけど、どうしても謎解きって言語依存が激しいものが多いんです。

日本語ってカタカナひらがなで漢字アルファベットいろんなものがあるので、その変換などでリエーション豊かな謎解きができるんですけど。

ただ、私としては世界に出たいので。
そういう意味でのIP、Ibだったり、UNDERTALEだったり、ああいうものに近いパズルゲームであればひらめきがあるもので、私は勝負できると思ってるので。
最初に頑張って一緒に作れる人がいればとっても嬉しいなと思います。

※Ib……2012年発表の人気のフリーホラーゲーム。https://kouri.kuchinawa.com/game_01.html
※UNDERTALE……2015年発表の人気のインディーRPGゲーム。https://undertale.jp/

いしづどど:
先ほど通訳の方もお会いしたので完璧ですね。

けんぴ。:
すごい。今日揃っちゃうかもしれない。

いしづどど:
そうですね。
この後、名刺交換とか交流会していただいても大丈夫なので楽しく残っていってください。

空き地っていうのは素晴らしい

いしづどど:
次にですね。レゼさんの企画も伺いたいんですが、面白そうなんですが、ちょっとお話ください。

織田:
穏やかじゃない企画ですね笑。
ここは結構6年も10年もやっていきたい場所なんですけど大丈夫ですか?

会場:笑

平石レゼ:
今回崩壊させていただければと。
大丈夫です。
100日後に崩壊するカフェというのをやってみたいなっていうふうに思ってます。
この話の前にいいですか? 別の話していいですか?
空き地っていうのは素晴らしいなと思ってるって話を1回したいんですけど。

織田:
お願いします。

平石レゼ:
私たちも場所を使った面白いゲームやりたくて。
今、一生懸命作ってるやつで言うと京都の街を使って宿泊施設1棟全部貸し切ってですね。
でっかいゲーム作るみたいなのをやってるんですけど、おそらくすごく、これまで難しかったんですね。

なぜか言うと、マーダーミステリーの面白さって、我々はめちゃめちゃわかってるし、信じてるんですけど、信じてる人って実はまだ少ないから。
ホテルの人たちも、じゃあ儲かったら山分けしましょう、みたいな契約ってしてくれなくて、最初になんかめちゃめちゃ高い金額を払わないといけない。
リスクはこっちが取ります、みたいな話じゃないと企画が進まないんですね。

なので、今回のこの京都のやつも、高い金額を払ってですね。
一旦全部借りてから作るっていう感じで、うちがリスクとるって感じでやらしてもらって。
なので、結構頑張んないと実現できなかったんですね。

で、こういうのって、例えば昔は空き地があれば、ここで実験できるよね、とかあったのかなと思っていて。

現在って都市から空き地がどんどん失われているというか。
地価の高騰も伴って1坪でこんくらい儲けないとダメだよね、みたいな水準が上がってる中で、不確実な企画ができる、いわゆる空地的な場所が結構失われてる中で、こんな渋谷の超一等地に空き地です、っていう場所があって。
すごく素晴らしい、クリエイター向けの料金設定で使えるっていうのは激アドだなっていう感じで。

ここの場所自体が素晴らしいことだし、何か自分でやってみたい時に試す、試してここからより大きくしていく。
で、ここで作った実績をもとに「こんなに上手いこといってたんです」って言ったら、例えばホテルとかの人も「ここでこんだけうまくいったんやったら、うち後から山分けの形式でいいですよ」みたいな。
最初に何百万も払わなくていいですよ、という話が始まるなと思ってて。
大きい企画を現実世界に実装していくにあたって超優秀だなっていうふうに思ってる感じですね。

すいません。これをちょっと崩壊させていただきたい。

会場:笑

フィクションのレイヤーを作りたい

19.png

平石レゼ:
100日後に崩壊するカフェっていうのは結構これガチでやりたいやつでちょっとぜひやらせていただきたいんですけど。

これどういうものかっていうとそうですね。
この場所にリアルなカフェだと思うんですけど、この上にちょっと1個フィクションのレイヤーを作りたいということです。
ここの場所は渋谷に存在する本当にコーヒーが買える場所、本当にバーがある場所だと思うんですけど、僕が実は100日後に崩壊するかもしれないような、大きな陰謀の働いているっていう設定で、このカフェの上にレイヤーを立てるっていうのが見たい。

実際に起こるものとしては、例えば普通にコーヒー飲んでたら、普段はすごい和やかな場所だと思うんですけど、たまにめちゃめちゃ喧嘩してる人がここにいるとか。

1週間ごとに来ると、店員さんのうちの何人かが完全に入れ替わっていたりとか、変な服装の人が店員さんをやるようになってくるとか。

3週間目にやってくると、警察っぽい人が乗り込んできて、騒動になっていたりとかですね。

「このカフェちょっとやばいんじゃないか?」みたいな要素を毎週毎週やばさを増していくっていうのを、やりたいなっていうふうに思ってまして。

ただコーヒー屋さんというかコーヒーを飲んでいると、これまで平和だったんだけど、最近毎週毎週どんどんやばくなっているなっていうような状況をどんどん作っていくというのをやりたいなって思ってます。

最終的な物語のオチとしては両方あっていいのかなと思っていて、例えばそのまま完全に宇宙人的な存在にこのカフェ自体が乗っ取られてしまいました、っていうバッドエンドを作ってもいいですし。
それとも宇宙人側の作戦シートみたいなものがカフェ上に落ちてたりとか、本の中に手がかりがあったりとかして、どうすればこの悪の陰謀を砕くことができるのかっていうのをプレイヤーが関与できるっていう形にして、結局崩壊を免れました。っていうハッピーエンドにしていってもいいのかなと思うんですけど。

この場所を舞台にDay1からDay100までの間にこのカフェの未来がどうなってしまうのかっていうのを、現実世界の中でプレイできるシリーズモノの、「通えるARG」みたいなものができるとすごい楽しいかなっていう風に思ってました。

という感じです。ありがとうございます。

いしづどど:
「通うARG」について、ARG(代替現実ゲーム、alternate reality game)ということを知らない方もいると思うので、けんぴ。さん、ご説明お願いしていいですか?

けんぴ。:
そうですね、簡単に言うと、現実とゲーム世界っていうものが混在した、一緒になっているというゲームで。
つまり、現実世界で普通に過ごしていたら、いつの間にかフィクションの世界に入り込んでいたっていうものになります。
なので、今回で言うとカフェに来たらおかしくなってる。これはもうフィクションの世界なんですね。
いつのまにか物語、ゲームに巻き込まれているっていうのがARG。

でも、注意点としては、やばいスタッフが本当にやばいスタッフかもしれないって思われる危険性がある。
現実とゲームが混在してるので、そこは……すいません、意見になっちゃったんですが。
ちゃんとゲームの世界なんだけど、どこかでフィクションなんだっていう気持ちにさせる形でないと、Googleマップ星1、やばいスタッフがいました、みたいな。プレイヤーの気持ちをどう持っていくかが大事かなと思いますね。

平石レゼ:
たしかに。気を付けないとやばいですね。

織田:
普段からこの場は二度見されるっていうか、普通に違う用事で来た人が通り過ぎようとして「え、なにここ?」って二度見されるスペースナンバーワンって感じで。

12月になってから、今日は違うんですけど、ずっとこたつ出してまして。
そうすると、TSUTAYAさんで本買いに来たついでに見て「ここどうなってんの?」みたいな。
で、必ず写真を撮って皆さん帰られたりするんですけど。
普段から不思議さが出ちゃってて。

※こたつのある冬 開催中…… https://x.com/404_shibuya/status/1862721017392898332

今仰ったみたいに、本当にやばい場所って間違われるか、不思議だからその謎に乗っかってみようと思うか、どっちもあるなって思いました。

平石レゼ:
それって結構ARGの始まり方だとしたらすごく理想的だと思ってて。

ARGの始まり方としては、例えば自分が推してるYouTuberだと思ってる人とか面白いTwitterアカウントだと思った人がいきなり殺されたっていうところから始まるARGとか過去にあったかな、と思うんですけど。

現実世界の中の存在だと思っていた場所が、実はフィクションだったんじゃないか。
でも、これって本当は本当なんじゃないか? っていう部分で。

自分がその事象について調べていくと、ゲームの世界に能動的に関わっていくことができるというのが面白いポイントだなっていうふうに思っていて。

ただこたつがたくさんあるっていう中に、例えばこたつのブランド名をやたら大きく書いてある。
こたつのブランド名でググると一番上に入っているブログに物語の設定に入り込みやすいような、例えば「こたつ結社Rによる404カフェ乗っ取り計画」について書いてあるというのが出てきて、なんか始まってるな、みたいなところに入ってくるとか。

ゲームですよって言っちゃうとちょっと興覚めではあるんですけど、ゲームなのかどうかギリわかるような何かしらを中に配置するっていう、塩梅をうまく気をつけるっていうところかなと思ってます。

どこでマネタイズするか

織田:
大人っぽいこと聞いちゃうんですけど、ARGの時ってどこでお金儲けるんですか?

けんぴ。:
今、私も思ってました。

平石レゼ:
めっちゃいい質問で。
通えるARGって言ったんですけど、この場所に来る、で、来て何かを頼んだりとか、何かのお金を払うことで、どんどんゲームに関わっていくことができるという風にしていくのが必要だなというふうに思っていて。

だから、例えばこの場所ってある程度話題になっていて、1回来てみようかなと思った人は結構いらっしゃると思うんですけど、ここから来週も来ようとか。なんなら、3日後も来ようってなるのは、そんなにないかもしれないと思ってまして。

ただ、3日後に抗争があるらしいって情報が手に入ると、3日後も来るかってなったりとか。
その時にカフェラテ頼むかって……仕事増えるんですけど。

会場:笑

平石レゼ:
そういう形で、どんどん通いたくなるような手がかりを毎日配布する。
通えば通うほどARGに関わりを深く持つことが出来るし、なんなら自分が物語の結末を変えられちゃうかも、みたいな状態にすると、何回も来てお金を払うっていうところと、ゲームを楽しむってところが揃っていくので、うまくビジネスとして成り立つかなって思ったり。

あとは、よくあるパターンとしては、派生するマーダーミステリーや派生する謎解きコンテンツを配置して、そっちを遊ぶとよりこのゲームの世界が分かりますよ、みたいな感じで、関連コンテンツを売っていくっていうところもできるかな、と思ってます。

織田:
(けんぴ。の方を見て)ちょっとご意見を、今の件について。

けんぴ。:
ARGというものが今流行っていまして。
私が先ほど話した「暗号学園模擬試験」もそうですが、現実をゲームの舞台としてしまうゲームですね。暗号学園模擬試験を例にすれば、最後、ゲームクリアのためには現実の能登半島に行く必要があるわけですからARGです。
ただ、ARGは本当にマネタイズが難しいですね。

私が関わった模擬試験であれば、回答用紙の付いてくる本を買わないと参加できないので、本が売れる。つまりプロモーションとして成り立っているコンテンツだったんですね。
つまり、ゲームに参加していただけるほどにプロモーションになる仕組みではあったし、その効果で本も売れるわけです。

では、今回404でARGをすることになった場合、どこでマネタイズするのか。
レゼさんがおっしゃったように「こたつにバンっと大きくQRコードが貼られている、それを読み込んだら始められる。その後、違う謎解きキットやカフェラテなどを購入すると、もっと深い物語体験ができる」...という形式だとですね。
マネタイズできる箇所が、体験のかなり後方にありますよね。
このままだと、そもそもこたつに貼られた怪しげなQRを最初に読み込んでくれる人でないとARGがあることすら知らないし、相当熱心じゃないとマネタイズできる箇所...謎解きとかカフェラテを買おうっていう段階にはたどり着けない。

つまりARGって面白いんですけれども、いくつか巧妙な仕掛けを用意したとしても、巧妙であればあるほどそこにはARGに相当熱心な人しか気づかない・辿り着けないんです。だから多くの人が辿り着けない後半にマネタイズポイントを置くのは適切でない。
だから、私だったらARGの入り口にマネタイズポイントを置きます。

どうしても、どんどん脱落者が出てきちゃうのがARGなんですね。時間がないから追いきれないとか、そこまで深く入りこむモチベーションが保てないとか、理由は様々だと思うんですが。

織田:
興ざめにならない手前がどこなんですかねっていう感じですよね。

けんぴ。:
難しいですよね。

平石レゼ:
そうなんですよね。……完全に今ビジネスの人と作る人と逆になってます。

会場:笑

織田:
ついつい。聞いちゃった笑

平石レゼ:
最近私が遊んだ奴だと、「人の給与明細」を遊んだんですけど、第四境界さんが作っている奴で。

※人の給与明細……ARGを多数手がけるクリエイター集団「第四境界」が販売するARG。 https://shop.daiyonkyokai.net/products/kyuyomeisai

あれとかは、怪しい給与明細販売サイトで給与明細が買えます。
給与明細が4000円とかして「たっか!」と思いながら買う訳ですけど、怪しい給与明細サイトで給与明細を買うこと自体は確かに「ゲーム」なんですよ。
なんでかっていうと、給与明細が4000円っておかしいし、怪しい給与明細サイトだったら確かに4000円払うかってなって。
実際、遊びきると全然4000円以上の価値があったなっていう風に思うんですね。

これは仰っていた、入口にマネタイズポイントを置くってことなのかなと思っていて。

今回、カフェで用意するとすると「????のドリンク」みたいにしておいて、それが4000円するみたいな。

会場:笑

平石レゼ:
さすがにやばいの入ってるよな、みたいな感じで、4000円ドリンク飲むと完全に開眼するみたいにしておくと良いのかなって思いましたね。

織田:
4000円だったら、秘密の小部屋に連れて行かれるとか、そういうところから始まって。
で、みんな洗礼を受けて、それからやれる人はやるし、脱落しちゃったとしても、最初にもう先払いでいただいてます、っていう仕組みですね。

平石レゼ:
それでいきましょう。

いしづどど:
怪しいCLANメンバーとかどうですか?

織田:
あー、混ざってたみたいな。

いしづどど:
月4000ドル? 4000ドルは高い?

平石レゼ:
めっちゃ高いですね。

会場:笑

織田:
でも、できたら面白いですね。
「いつも織田さんクリエイターからお金取らないで3ドルです」って言ってたのに、急に400ドル取ってるなみたいな。
「なんでだろう?」みたいなこととかが話題になったら。

平石レゼ:
あとは会員にするのはすごいなと思ってて。
例えば会員バッジにするとバッチつけて次来てくれるんじゃないですか。
で、来てくれた人に対してこっちも仕掛けられるというか、判別できるので、面白いですね。
普通は3ドルだけど、40ドルみたいな。面白いかもしれない。

織田:
あとは崩壊していいかはちょっと私の上にいる方に聞いてみます。

平石レゼ:
ありがとうございます。

いしづどど:
崩壊はちょっとギリギリということで。

まとめ

崩壊しない程度なら、何でもやらせてくれる場所

いしづどど:
そろそろですね。もう1時間ぐらいが経ちます。ということで、皆さん時間経つの早かったんじゃないかなと思うんですけれども。

この場所で崩壊は難しいかもしれないんですけれども、崩壊しない程度でしたら、何でもやらせてくれる場所でいろんな方と会える場所、いろんなクリエイターと繋がれる場所ということで、こちら入りたいなと思っている方はCLANメンバー入っていただいて。

織田:
忘年会、明日何時からだったかな? 自分が把握できてない……6時ぐらいだったかなと思うんですけど。

いしづどど:
6時ぐらいからの忘年会に来ていただければ。

織田:
急にアバウト。明日、明日何時からだったかな?

いしづどど:
誰もわかる人がいないので。6時ぐらいに来ていただければ。(※実際は17時からだった)

織田:
今日を生きてます。マフィンを売り切るために頑張ってるんで。

いしづどど:
マフィン、おいしいです。
では、感想と宣伝があればぜひ伺っていきたいと思います。けんぴさん、どうぞ!

21.png

けんぴ。:
せっかく持ってきたので、「STEINS;GATE 不可侵領域のカルキノス」の宣伝をさせてください。

あのシュタゲの謎解きです。
スタンダードキットが3300円なんですけれども、だいたい2~3時間ぐらい遊べる、豪華声優陣・宮野真守さんらのボイスが撮り下ろしで入っているリッチコンテンツです。特にシュタゲが好きな方はめちゃくちゃ楽しめるものになっていると思います!
こちらからも購入できるので、ぜひ体験してください。

※※STEINS;GATE不可侵領域のカルキノス HP:https://sg-karkinos.jp

いしづどど:
はい、ありがとうございます。では次レゼさんどうぞ。

22.png

平石レゼ:
こちらのQRコードですね。マダミスアプリウズ、ダウンロードできます。

※uzu……https://www.uzu-app.com/ja

今ならなんとですね、一人用で遊べるマダミスもありますし。

常にマダミス募集されているので、アプリを開いて募集してるところがあったら飛び込む、すると5分後にマダミスがプレイ開始できて、ってなってます。
ぜひマダミス知ってるけど、まだ遊んだことない人とか手軽にマダミスを始めたい人は遊んでみてください。お願いします。

いしづどど:
ありがとうございます。じゃあ最後に織田さんからも感想と宣伝があれば。

織田:
さっきもお話に出た通り、上田監督とSTYLYさんという会社さんとXRの謎解き体験みたいな企画をやったんですけど、それってSTYLYの方と「謎解きって呼んでいいのかな?これ?」っていうのをすごい悩みながら、一応謎解きって言ったっていう感じで。
多分あれは謎解きとも違う何かだったんだと思うんですけど。

ただ、その時にいろんな方がこの場所を訪れてくれたことをきっかけにCLANのメンバーで結構マダミスとか謎解きとかに関わってくださってる方が増えてます。

とはいえ、ミュージシャンとかイラストレーターとかデザイナーさんとか、落語家さんとか海外の方も含めていろんな方がここを出入りしてくれてるので、出会いのきっかけって言うと安っぽいんですけど。

いろんな方に積極的に話しかけられる。
物理的にもですし、オンライン上でもなんですけど、話しかけることができるために、CLANというメンバーになったら、言葉がこれも悪いんですけど、使い倒してくれたらいいかなっていう気がしてます。
なので興味あれば覗いてみてください。

もっと詳しく聞きたいな。とかあれば、大抵ワークコートを着てるスタッフの人、手挙げてもらっていいですか?

いしづどど:
スタッフさん手上げてください。

織田:
うちのアルバイトとか、一緒にこの場所を作ってるメンバーなので。

さっきのレゼさんの話でスタッフがクレイジーでって言った時に、すでにそういう面白い人たちが集まってるんですけどって思ったんですけど。
彼らもみんな個性豊かで面白い人たちが集まっているので、ぜひスタッフともコミュニケーションをとっていただけたらと思います。皆さんよろしくお願いします。

今日はご一緒に混ぜていただいて本当ありがとうございました。

いしづどど:
ありがとうございました。
最後に私からも宣伝させていただければと思います。
マーダーミステリーまだやったことはないよ、とか、布教したいよという方向けに無料配布している「A41枚で完結する布教用マダミス」をお配りしております。
無料配布しておりますので、奥のゲームの試遊ブースに置いてますんで、どうぞ取っていってください。

24.png

あと、こういうイベントとかですね。
起業家向けのマーダーミステリー、キャリアを考えるマーダーミステリーとかビジネスユースのマーダーミステリーを企画開発中ということで興味ある方はぜひ一緒に何かやらせていただければと思います。

本日は皆さんありがとうございました。

一同:
ありがとうございます。

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