『五番目の夜』
名前のないホテルに、五つの客室がある。
懐中時計の部屋、活字の部屋、灯火の部屋、鍵盤の部屋、勿忘草の部屋。
客たちは自分の名前を思い出せない。
宿泊名簿に五つの署名が並んでいるが、どれも読み取れず、
チェックイン日を書く欄は五行すべて空白のままだ。
それぞれに残っているのは、自分の最後の夜の感覚がひとつきり。
窓の外の初雪。十七件の不在着信。遅すぎたサイレン。
開かれない診療記録。二時十七分で止まった懐中時計。
ロビーのテーブルには、新聞の切れ端が散らばっている。
「セント・グレース総合病院、医療過誤疑惑を全面否定
― 当直看護師の単独過失と確認」
日付があるはずの場所は、焼けたように黒く焦げている。
五人は全員、その病院と繋がっている。
そして五人全員が、あの夜のことは自分のせいだと信じている。
犯人投票・裏切り者・脱落のない、5人用GMレスの協力型マーダーミステリーです。
五人がそれぞれの記憶と手がかりを重ね合わせ、何が実際に起きたのか、
責任はどこまでだったのかを共に再構成していきます。
■ 2回分割プレイに対応(本作最大の特徴)
通しプレイ330〜380分。ただし本作は最初から2回分割を基本推奨として
設計されています。1回目150〜180分/2回目180〜210分。
分割地点が正確に指定されており(最初の10分固定休憩の直後)、
進行ハブがその時点の状態をJSONで保存し、2回目にそのまま復元します。
同じココフォリアルームを続けて使用するため、
「来週続きをやろう」が実際に成立します。
2回分割モードでは2回目の資料がロックされ、誤って先に開けません。
■ 議論のルール
答えの保留は有罪の根拠になりません。
同じ人を続けて問い詰めることはルールで禁じられており、
誰でも「根拠に戻ろう」と言えば個人への追及は止まり、
公開されたカードと資料に話題が移ります。
■ 選択式の調査
手がかりカードは全27枚。うち6枚は決められたタイミングで全員に公開され、
残る選択式の調査カード20枚のうち、二度の調査で手に入るのは10枚だけです。
自分の客室のカードは選べません。
手に入らなかった10枚は、グループ最終解答の提出後に開けます。
■ 収録内容
HTML進行ハブ(全17段階・オフライン動作・進行データの保存/復元)
個人資料ページ(各自の端末で自分の役割のみ閲覧)
ココフォリア公式ルームZIP
PDF 79点/全107ページ
累計40名の実プレイテストと全体回帰検証を反映
■ プレイ環境
オンライン専用。ココフォリア+Discord等の音声通話を使用します。
PCと最新版のChrome系ブラウザを推奨。密談は任意(省略可)。
BGMは同梱しておらず、無音でも全編プレイ可能です。
■ コンテンツ警告
医療過誤と組織的隠蔽/自死の結果/子どもの死/火災/
飲酒状態での職務上の失敗/刃物を持って訪ねる場面/交通事故と臨死状態。
具体的な方法や直接的な身体の損傷は描写しません。15歳以上推奨。
誰でも理由を説明せずストップ・スキップ・休憩を要求でき、
要求の理由を尋ねたり評価したりしません。
役割ごとの題材タグを配役の前に確認でき、
「詳細コンテンツ警告(ネタバレ含む)」を別文書として同梱しています。
■ 再プレイについて
一度真相を知った方は、再びプレイヤーとして参加できません。