あるところに、不思議な世界がありました。そこでは、1年を通して雪が降っています。遠くを見ようとしても、目に入るのはどこまでも続く雪原。中央にある居住区から離れて遠くに行こうとしても、ある程度まで進むと猛烈な吹雪に襲われ、押し戻されてしまいます。どこまでも広いように見えて、どこまでも狭い世界。この世界の住民達は、この世界のことをこう呼びます。「銀世界」と―――。さて、この銀世界には9名の住民達がいます。彼らは銀世界を支配している「銀狼様」という神に従い、日々、自分の役割を全うしながら暮らしています。大切な仲間達との、かけがえのない日々。過去に起こったとある事件で受けた傷がありながらも、彼らは前を向いて歩こうとしていました。