大きな木と小さなどうぶつ
2025年03月09日公開
これは、どこか遠い遠い世界のおとぎ話。
広い広い森のまんなかに、大きな大きな木が立っていました。
それはそれは大きな木で、あんまり大きいものだから、
その森のどこに居たってその木が見えるほどでした。
広い広い荒野のすみっこに、小さな小さなどうぶつが棲んでいました。
それはそれは小さなどうぶつで、あんまり小さいものだから、
辺りの獣みんなの獲物になっていました。
小さなどうぶつの中に、棲みかを捨てて旅に出るものがいました。
いっしょうけんめい旅をして、やっとのことでこの森に辿り着いたのです。
そうして、大きな木のところまでやってきました。
大きな木と、小さなどうぶつ。
いったいどんなお話になるのでしょう?
ちょっと覗かせてくださいな。