残される存在
目が覚めると見覚えのない部屋にいた。
コンクリートに囲まれて、足元には排水路があり水が流れている。
正面は重そうな鉄の扉、天井を見上げると垂れ下がる電球がゆらゆらと揺れていた。
この部屋の窓は3つ。縦15センチ横30センチほどの四角形。窓の位置は高く届かない。届いたとしても手を通すことくらいしかできないだろう。
カン、カン、カン
扉の上の窓から甲高い金属音が入り込み、だんだんと音は大きくなる。鳴り止んだ途端に、静寂と孤独感がこの空間を包み込んだ。
この作品を選んでいただきありがとうございます。
本作品は結果ではなく各議論やPLのプレイ中の思考に重点を置き、一丁前に制作させていただきました。『ストーリープレイグ』に少し近い作品です。
キャラクターによってはグロい描写があるため、気分を害する恐れがあります。
キャラクター選択段階では、すべてのキャラクターの特徴や雰囲気が分からなくなっており、年齢も性別もはっきりした表記がございません。ですが、そこも楽しんでいただけたら幸いです。また、各キャラクターの難易度も調整したつもりですが、偏りを感じたら申し訳ございません。