この部屋を出たら
2026年10月27日公開
明日、私は朔と暮らした部屋を出る。
あなたを忘れた私を私とは呼びたくなかった。
だから、帰らない恋人を待ち続けた。
すべてを片づけるはずだった最後の夜、
玄関の扉が開く。
「ただいま、結」
そこにいたのは、
もう二度と帰らないはずの朔だった。
夜が明けるまでの、たった一度の「おかえり」
本シナリオは私が初めて制作した作品になります。
「大切な人を忘れないまま、前へ進むことはできるのだろうか」
そんな問いから生まれた、二人だけの夜の物語です。
交わす言葉にも、最後に選ぶ答えにも、正解はありません。
どうか、皆さまだけの結と朔を紡いでいただけたら嬉しいです。