終着、午前五時
7人男性3名・女性3名・その他1名
180分
ゲームマスター必須
2026年08月24日公開
北央鉄道の夜行寝台特急〈黎明〉。
北の港町 鹿追を二十二時に出て、翌朝五時に東京へ着きます。
三十年 走り続けたこの列車は、今夜で最後です。
個室寝台車 一両を借り切ったのは、鴇田 玄之助、七十二歳。
〈黎明〉の車両設計を率いた技師です。
招かれたのは七人。
娘、元同僚、遺族、元運転士、記者、経営者、そして現役の車掌。
全員が、この列車と、三十年前のある夜に、どこかで繋がっています。
鴇田は乗車のとき、こう言いました。
「終着の前に、車内放送で話したいことがある。三十年、黙っていたことだ」
途中停車は、一時五十八分の新海原だけ。三分の停車で、誰も降りず、誰も乗りませんでした。
——そして二時四十五分。
三号個室で、鴇田は寝台に横たわったまま冷たくなっていました。
首には、荷物棚から下ろされた革トランクの、ベルトの跡。
外へ出る扉は、すべて締切。列車はまだ走っています。
終着まで、あと二時間十五分。
【シリーズ最大の 7 人用・初の「動く密室」】
この作品の密室は、扉でも雪でもありません。「走っていること」です。
降りられる駅が無いあいだだけ、七人は同じ車両にいます。終着の五時に、それは終わります。
■ 決着は「最後の車内放送」(二段)
一つ目 乗車券の裏に、犯人だと思う人の名前を書く(車掌が読み上げる)
二つ目 〈黎明〉の最後の車内放送を、誰が入れるか(同時開示・同数なら誰も握らない)
誰がマイクを握ったかで結末が変わります(6 通り)。
■ 七人のうち四人は、「当てること」が勝利条件ではありません
三十年 隠してきたことを、自分の口で言えるかどうかが勝敗になります。
犯人を当てられなくても勝てる人がいて、当てても負ける人がいます。
■ 七人でも黙る人が出ません
GM シートに、席順に一巡させる読み上げ文を第一幕と第二幕に入れてあります。
車掌役(HO7)には、場を回すこと自体が勝利条件として付いています。
■ 鉄道の知識は要りません
デッキ・扉扱い・車内補充券・サボ・回送 などの用語は、すべて作中で説明します。
■ 同梱
PDF 11 本(全 63 ページ)+ ココフォリア用 貼り付けテキスト
はじめにお読みください/GM シート/HO×7/手がかり集(全 14 枚)/解答編
■ ご注意
・流血や暴力の描写はありません
・殺人・事故死・遺族・余命の告知の描写を含みます
・再プレイはできません
・配信・動画投稿は許可しています(収益化を含む・事前連絡は不要)
・登場する鉄道会社・列車・駅・事故・人物は、すべて架空です
【シリーズ 9 作・各作 独立しています】
校了、二十三時(3人)/交信、午前四時(2人)/放送、二十五時(4人)/開演、十九時(5人)/
開票、二十二時(6人)/献花、十五時(4人)/宿帳、二十一時(3人)/茶室、十四時(3人・GM不要)/
終着、午前五時(7人・本作)
どれから遊んでも大丈夫です。真相が他の作品に漏れることはありません。