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マダミス(マーダーミステリー)の遊び方や注意点を解説!【2023年5月更新】

author profile imageマダミスjp編集部/2023年5月22日

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今話題のマダミス(あるいはマーダーミステリー)とはどんな遊びなのかご存知ですか? 遊び方や遊べる場所、注意点について丁寧に解説します!

マーダーミステリー、通称マダミス。この言葉を聞いたことがあるけど、実際どんな遊びかわからない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「マダミスとは?」「マダミスのルールは?」「マダミスはどこで遊べるのか?」「マダミスの注意点は?」など、気になる疑問に丁寧にお答えします!

この記事をきっかけに、マダミスを遊んでみたいと思っていただけたらとても嬉しいです。

マダミス(マーダーミステリー)とは?

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マダミスとは、物語の登場人物となって事件の真相を探る、会話型の推理ゲームです。
多くの場合、プレイヤーの中には事件の「犯人」がおり、「犯人」役のプレイヤーは自分が捕まらないように秘密を守ったり、嘘をついたりします。
「犯人」役ではないプレイヤーは、事件の真相を探るために他のプレイヤーに質問したり、現場の調査を行いましょう。
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人狼ゲームを遊んだことがある方は、「ストーリーのある人狼」と捉えていただけるとわかりやすいかもしれません。

物語の登場人物は「犯人」以外にもたくさん存在します。
例えば、事件現場には、今回の事件の「犯人」ではないけれど何度か宝石を盗んでいる「怪盗」のような登場人物も居合わせているかもしれません。
「怪盗」は推理に協力しつつも、自分が「怪盗」であることは隠し切るために注意しながら議論を進める必要があります。

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このように、それぞれの登場人物は、それぞれの秘密を守りながら議論を行うため、議論は一筋縄ではいきません。
秘密を守りながら、相手の思惑を探りつつする議論はスリリングでとても魅力的です。

マダミスのルールは?

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マダミスは、以下のような流れで進行します。

  1. 遊ぶシナリオを選ぶ
  2. プレイヤーで登場人物の割り振りをする
  3. ストーリー読み込み
  4. 議論・調査
  5. 投票
  6. エンディング
  7. 感想戦

それぞれについて解説します。

1. 遊ぶシナリオを選ぶ

まず、どの物語の登場人物になるかを選びましょう。
マダミスのシナリオには、雪山の山荘で起きる殺人事件のような如何にもな舞台設定のものから、剣と魔法の世界を舞台にしたもの、江戸時代を舞台にしたものなど、さまざまなバリエーションがあります。
日本で遊べるシナリオ数は2023年5月現在2300作以上!(マダミスjp調べ)。
自分が体験してみたいシナリオを、プレイ人数やあらすじなどから選んでみてくださいね。

2. プレイヤーで登場人物の割り振りをする

体験する物語が決まったら、どのプレイヤーがどの登場人物になるかの割り振りを行いましょう。
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例えば、『ブルーホールミステリー 〜夜明けのまちと『奇跡のブルー』〜』には、5名の登場人物が登場します。
それぞれの登場人物から、自分が誰として物語を体験したいかを選びましょう。
普段の自分と近い登場人物を選ぶのも話しやすくて良いですし、普段の自分とは離れた登場人物を選ぶのも非日常的な体験ができておすすめです。

3. ストーリー読み込み

自分が担当する登場人物が決まったら、その人物の背景や秘密が書かれた文章(「キャラクターシート」と呼ばれます)を読みましょう。

3. 議論・調査

「キャラクターシート」を読み終わったら、いよいよ物語が始まります。
自分の秘密を隠しながら、他の登場人物と会話したり、現場を調査したりしましょう。

5. 投票

議論と調査を経て、最後は多数決で誰を「犯人」として警察に突き出すべきかを決めます。
あなたが「犯人」として突き出したいと思う人に投票を行いましょう。

6. エンディング

投票の結果やその他の条件に応じて、エンディングが用意されています。
物語の結末がどうなるかはあなたたち次第!

7. 感想戦

エンディングを終えたら、物語体験はおしまいです。
「登場人物」からあなた自身に戻り、一緒に遊んだ方々と物語の振り返りを行いましょう。
「実はあの時こんなことを考えてたんだよね」「あの時のあの発言がまさか嘘だとは思わなかった!」「あの時の行動はエモかったね」など、感想を言い合いましょう。

以上で、マダミスの遊び方の紹介を終わります。
ここでご紹介した流れはあくまで一例で、マダミスにはいくつものパターンが存在します。
どのシナリオを体験する場合でも、冒頭でルールの説明はありますのでご安心ください。

マダミスはどこで遊べるのか?

マダミスを遊べる場所は、大きく以下の4つに分かれます。

  1. マダミス専門店
  2. マダミスアプリ
  3. パッケージ
  4. オンライン(PDF + 通話ツール)

それぞれについてご紹介します。

1. マダミス専門店

1つ目にご紹介するのは、マダミス専門店でプレイする方法です。
立川の「JOLDEENO(ジョルディーノ)」、大久保店ほか数店舗展開する「Queen’s Waltz(クインズワルツ)」、梅田店ほか複数店舗を展開する「NAGAKUTSU(ナガクツ)」など、全国各地に店舗が存在します。

公開イベントに1人で参加する方法と、グループを組んでから「貸切予約」を行う方法が存在します。
マダミスをプレイする場所と、プロの進行役(ゲームマスターと呼ばれます)を店舗が提供してくれるため、没入感のある体験を楽しむことができます。

料金:4000〜7000円/人

2. マダミスアプリ

次にご紹介するのは、マダミスアプリでプレイする方法です。
家から出ずにプレイできる点など、手軽にマダミスを楽しみたい場合はこの方法がおすすめです。

マダミス通話アプリ「ウズ」、「マダミ屋」、などのアプリが存在します。
「マダミ屋」では、ゲーム風でワクワクするデザインや演出に特徴があります。

また、この「マダミス.jp」の運営もとが開発するマダミス通話アプリ「ウズ」には以下の特徴があり、手軽にマダミスを楽しむことができます。

  • マダミスが340作以上掲載されている
  • ゲームマスターの役割もアプリがやってくれる
  • 全国のプレイヤーとマッチングできる
  • アプリ内通話でかんたんにプレイできる
  • シナリオを投稿することもできる
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料金:0〜2000円 / 人

3. パッケージ

また、マダミスをプレイするためのキットが入った箱(パッケージと呼ばれます)を購入し、自宅やレンタルスペースでプレイする方法も存在します。
パッケージの販売元としては「グループSNE」「KADOKAWA」等が挙げられます。

料金:3000〜8000円 / 箱(1人辺り換算では400〜1200円)

4. オンライン(PDF + 通話ツール)

LINEやDiscord等を使って通話しながら、PDFを使って「キャラクターシート」を読む形で遊ぶ方法も存在します。
PDFを入手する方法としては「BOOTH」というサイトから購入する方法が一般的です。

料金:0〜3500円 / 人

マダミスの注意点は?

マダミスをプレイする際に注意すべきことは3つあります。

  1. ネタバレに気をつけよう
  2. 時間を守ろう
  3. プレイヤーを大切にしよう
  4. 物語を楽しもう

1. ネタバレに気をつけよう

マダミスは、その性質上一度しか遊ぶことができません。
ミステリー小説で犯人を事前に知らされてしまうと、本当の楽しみ方を出来なくなってしまうのと同じです。
ゲーム内容のネタバレをされてしまうと、それを見た他の人がこのシナリオをプレイできなくなってしまいます。
詳しい感想を共有したい場合は、マダミス.jpの「ネタバレあり感想」機能をご利用ください。

2. 時間を守ろう

このゲームには「議論時間」というセクションがあり、そこでは時間制限が設けられています。
ゲームをしていると「時間が足りない!」となることが多くありますが、議論時間が長くなるほど犯人役のキャラクターが不利になっていきます。
無用なトラブルの抑制や不満感を残さないためにも、フェアなゲームプレイを心がけましょう。
ただし、資料の読み込みの時間は充分に取って頂いて構いません。

3. プレイヤーを大切にしよう

他のプレイヤーとのやり取りで生まれて来る物語が、マダミスの醍醐味です。
ですが犯人捜しゲームの性質上、嘘をついたり人を騙したりする必要が出てきます。
プレイヤー同士で疑ったり問いただしたりするシーンも想定されますが、あくまで演出や演技の範囲内に留めるように意識してください。
マダミスはミステリー小説とは違い、他の人が居てその人たちと一緒に遊ぶものであり、他のプレイヤーは共にゲームを遊ぶ仲間です。

4. 物語を楽しもう

プレイヤーが役割を受け持つキャラクターには、それぞれに目的や信念があり、それらを抱くに至ったバックボーンとなる物語が存在しています。
それらを理解し、キャラクターに成りきりながらゲームをプレイすることで、物語を十二分に堪能することができるでしょう。
一つのテクニックとして、キャラクターシートに書いてあることを無造作に読み上げたりするのではなく、キャラクターのセリフとして発言するようにするとゲームに臨場感が生まれます。
しかし、実際のところキャラクターの演じ方には正解はありません。演じることに自信がないという方も、ぜひキャラクターに成りきって遊んでみて下さい。
正解がないものだからこそ、二つとない物語が生まれてくるのです。

終わりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。
日々盛り上がりを増すマダミス、ぜひ一度楽しんでみてください!

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