九十九三兄弟
時代は二十世紀末頃の出来事。
有名な資産家である九十九家当主、九十九一二三(つくもひふみ)が急死した。
一二三は自分にもしもの事があった時にと、全ての財産が仕舞ってある金庫の暗証番号を三人の息子達にそれぞれ一桁ずつ伝えていた。
三人の息子たちは金庫を開けるべく、絶界の孤島にある一二三の屋敷、九十九邸にて久方ぶりに一同に会する。
しかしその夜、次男が謎の死を遂げてしまう。
孤島のため、警察が到着するのは明日になるそうだ。
あなた達残った兄弟は互いに疑心暗鬼になりながら、次男の死の真相と金庫の謎を解き明かす為に話し合いを始めるのだった。