疑惑のカクテル 〜12人の容疑者〜
12人男性8名・女性4名
210分
ゲームマスター必須
今日のパーティーの目玉はある天才バーテンダーの新作のカクテルのレシピだ。
この男のカクテルは世界で評価されており、そのレシピの価値は計り知れない。
そのレシピが訪れたものに贈られるという噂から、このパーティーの招待状はプレミアとなり、あるものは欲望むき出しに、あるものは興味本位で、このパーティの招待状を奪い合った。
しかし、パーティーが始まる直前、バーテンダーの死体が見つかる。
どうやらこの男はこのパーティーでとあるゲームを仕掛け、そのゲームの勝者に自分のカクテルのレシピを渡すつもりだったようだ。
そのカクテルのレシピの行方も分からない。
パーティの参加者は途方にくれるが、1人の参加者が提案した。
警察が来て捜査がひと段落するまで、私たちはここから動けない。
「バーテンダーが今日の参加者にカクテルのレシピを送ろうとしていたのは明らかだ。
それならバーテンダーが用意してくれたゲームにでもチャレンジしてみないか?
ゲームをクリアーしたらレシピも見つかるだろうし、警察が来るまでの暇つぶしにもなるだろう!」
別の参加者も言った。
「それならいっそのこと、彼を殺した犯人も見つけてみないか?
もしこの中に犯人がいるのなら、だが…」
「それなら警察は邪魔なだけだ、ゲームが終わるまではご遠慮願おう!」
また誰かが叫ぶ。
通常なら不謹慎と一顧だにされない提案も今日のパーティーに参加した物好きたちには最高の提案に映ったようだ。
彼らは一旦、警察を呼ばず、パーティーを始めることにした。