碧い涙に、はなむけを
2XXX、地球はアンドロイドの手に落ちた。
思考能力を獲得した機械の反乱により人類は未曾有の大打撃を受けた。生き残った者は人種・国家の垣根を越えて「解放軍」を組織し、激しい戦いを繰り広げたが――程なく大勢は決し、人々は新天地を求めて旅立つこととなった。
あなたたちは人類の生き残りであり、新たな星へと向かう船の1つ――『星間連絡船ドゥンケラーヴァイト号』の乗組員である。ドゥンケラーヴァイト号には主に地球からの脱出が遅れた人々を搭乗させており、星間連絡船の母船団(本隊)との合流を目指している。
母船団への合流を目前にしていた、ある日。研究員の一人・ディアナの死体がドゥンケラーヴァイト号のブリッジで発見された。船長は関係者を集め、聞き取り調査を行うこととしたのだが――。