主観かなり多めの評価
GMでプレイしました。
■特徴
・マダミスで情報収集といえばHO内容の聞き取りや証拠カードを捲る事が多いのに対して、Webブラウザのキーワード検索で情報収集する斬新な情報収集スタイル。
・推理重視で純粋な推理で解決したYouTubeリプレイがほぼ見当たらない程度には高難易度で理不尽でない貴重なシナリオ。
■補足
・推理導線が考えられており、解説を参照すればプレイ後に謎が理不尽と思う人は恐らく少ない筈
・多くのマダミス同様に全証拠揃う前に推理が必要だったり、幽霊が出ている時点で察せる通り若干独特な超常的要素が絡む点等があり、いわゆる推理小説の様な推理を期待されると食い違う可能性はありうる
・GMレス可だが謎が解けないと消化不良となるため解決を読む時間を用意する(か解説を準備したGMを探す)ことをオススメしておきます。
・プレイ環境がPC推奨であるほか、更にhttpsでなくhttpのWebページを開く必要あり(httpがリスク扱いされるケースがあるので一応)。
■総合的な評価
諸々含めた評価(1~10):10
※1-2:面白くない、3-4:オススメ出来ない、5-6:普通、7-8:オススメ、9-10:やって欲しい
プレイヤー熟練度: 中級者
コスパ: ◎
■シナリオ
情報量: 中~重量級(HOは読込10分程度で少なめ、キーワード検索で情報が断片的に得られて整理が難しい)
世界観、物語: ◯
推理要素: 多め、難易度高(normal,hardとも)
エモ要素: なし~少なめ
後味の悪そうな描写(殺人除く、政治・社会問題、宗教、恋愛、オカルト、グロetc)有無: 微オカルト(心霊現象、呪い)、微グロ(流血)
■ゲームの進行形態
密談有無: なし
嘘の使用: あり(全員可)
途中脱落: なし
探偵役: なし
行動の強制:特になし
プレイヤー間の駆引: 普通
探偵視点プレイ傾向: 作者さん的には開示型(駆け引きなしで全証拠開示可能)だが、証拠獲得がキーワード検索能力次第なので、個人的には開示型と隠匿型(必要証拠が全て提示されるとは限らない)の中間という認識。
犯人視点プレイ傾向: 微妙だがどちらかといえば誘導型(犯人指名されると使命不達成なので議論誘導必須)ではなく回避型(犯人特定されても行動次第で逮捕回避/使命達成可能)。なお逮捕回避する際の難易度は高め。
■コンポーネント
総合的な完成度: ◯
オンセツール: なし(自作が必要)
ハンドアウト: あり(PDF共通HO約3100文字+個別HO約1400~1800文字+α)
その他付帯物: 解説(PDF約12000文字)
GM向け配慮: ◯