またひとつ、夏が終わる
2026年10月09日公開
13年前の夏、海辺の町で、5人のうちの1人が海で亡くなった。
事故だった、ということになっている。
それから毎年、命日の8月17日になると、残った4人は同じ食堂の座敷に集まる。
日下部遥香、相馬岳、三宅涼太、鏑木円佳。
同じ席に座り、同じ話をして、同じ時間に帰っていく。
去年何を話したかは、誰も覚えていない。
そこへ、死んだ友人の妹が、13年で初めて訪ねてくる。
「兄が海に落ちてから、通報まで40分。その間、何があったんですか」
その夜、彼女は波打ち際で倒れているのが見つかる。
4人には、それぞれ言えないことがある。
そして今日のことも、きっと明日には忘れてしまう。
忘れてしまう前に、あなたは何を決めますか。
初めての作品のため、至らない点が多々あるかと思います。
ご了承いただけますと幸いです。
「忘れてしまうこと」と「それでも残るもの」をテーマに、この物語を作りました。
13年という長い時間の中で、忘れていた記憶が少しずつ、つながっていく。
その過程を、登場人物たちと一緒に感じてもらえたら嬉しいです。
そして最後に、
「自分なら、何を残すだろう」
そんなことを少しでも考えてもらえたなら幸いです。
※13年前の出来事として、人が溺れる場面が出てきます。苦手な方はご注意ください。
イラスト:生成AI(ChatGPT)で作成
BGM・SE:使用していません