蒼碧の選定 -双貌館殺人事件-
1994年、雪に閉ざされた山間の嘉神村で、一つの旧家に運命の夜が訪れようとしていた。
この村の中心に位置する双貌館。そこに住まう神崎家という旧家の当主が、代々この村を治めてきた。館の奥深く、神座の間には「双貌様」と呼ばれる神像が祀られている。一つの身体に二つの顔を持ち、一方の顔は苦悶に歪み、もう一方は恍惚と微笑む。言い伝えによれば、右の顔は禍をもたらす鬼子、左の顔はそれを鎮める神子——祝福と厄災、二つの顔を持つ神なのだという。
神崎家には時折『祝福の子』と呼ばれる一卵性双生児の姉妹が生まれ、村に繁栄をもたらすとされてきた。そして、この双子が20歳の誕生日を迎えた次の新年、『選定の儀』という秘儀が執り行われる。
しかし、双子のうち『選ばれる』のは一人だけ。もう一人に何が待つのかは、誰も知らない。
運命の新年会。双貌館には当主・重蔵、20歳を迎えた双子の姉妹・碧と蒼、そして館を守る管理人・衛、新たに雇われた侍女・花恋と料理番・溜が集っていた。
儀式のため、館のすべての出入り口には施錠が施される。たとえ、館から出たところで雪深い山間のこの村から最寄りの町は遠く、助けを求める術もない。外界から完全に隔離された双貌館で、予想だにしなかった惨劇が幕を開ける。この夜、誰かが命を落とす。そして残された者たちは問うことになる——誰が、なぜ、このような惨劇を引き起こしたのか、と。
プレイ時間:180〜210分
プレイ人数:6人(GMレス可)
シナリオ傾向:推理 & 駆け引き重視
ゲーム概要:密談あり、カードあり、決断あり、個別マップ、トークン付属