怪人マッドジャックの死
怪人マッド・ジャック
犯罪組織アーカムの総帥であり、数々の不可能犯罪を成立させてきた「クライム・ロード(犯罪王)」
その男が何者かに殺された。
その報を聞き招集される幹部たち、目の前に佇む死体の前で、ある者は嘆き、ある者は狂喜する。
しかし
「やぁ君達、おそろいで」
マッド・ジャックはそう言うとその場に立ち上がった。何事もなかったかのような、いつもの優雅な立ち振る舞いで。
「驚かせてしまったかな?無理もないな」
彼は驚く皆を尻目に、帽子を被りなおしてこう続けた
「君達にも関係のある話だ。色々と語り合いたいこともある。ゆっくりと話そうじゃないか?」
怪人は語り始める。
愛を、矜持を、人生を。
長い夜が始まった。