■ストーリー
――檻から逃げ出したとき、獣の本性が暴かれる――
1972年。
西側諸国のどこかに、その巨大刑務所はあった。
凶悪犯、マフィア、政治犯――。
そこには、社会から隔絶されたさまざまな罪人たちが収容されていた。
強権的な所長と、その命令に忠実な看守たち。
彼らによって、鉄壁の監獄の秩序は保たれている。
ただ一人――
幾度となく脱獄を繰り返してきた男、
“脱獄王”ビーストを除いて。
雲が厚くかかり月あかりもない夜。
数名の囚人が姿を消した。
彼らは、地雷原と呼ばれる難所を抜け
森の中の小屋にたどり着く。
小屋には先頭で進んでいたビーストの死体があった。
脱獄した囚人たちは、まだ知らない。
自由への道は、一つではない。
そして、自分たちを導くはずだった男は、もういない。
これは、監獄を抜け出した者たちが、
それぞれの「自由」を奪い合う物語。
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