■ストーリー
銀河に瞬く無数の星々。
手を伸ばせば掴めそうなくらい儚く輝く星空へ、その小さな掌をかかげ、握りしめた。
少女が軽やかに舞い、踊る。 国を越え、星を超え、銀河を越えて、その情景は全宇宙へ伝えられた。
「スズーキ」 彼女は宇宙1のアイドルだ。
全銀河同時中継、惑星を貸しきってのライブコンサートを終え、疲れきっているはずだ。
それでもスズーキは、笑顔で手を振り、最後の挨拶を始める。
「デビュー七周年ファン感謝イベント!当選者はっぴょーーーー!!」
スズーキがデビューして七年、その記念日にとんでもないイベントが告知されていた。
『一泊二日!七人限定銀河鉄道ライブ!!』
スズーキのファン、その数は日々増え続け、今ではもう数えることすら叶わない。 その中から、たった七人。 気の遠くなるような確率を、それでも信じて待ち望む。
スズーキが、スタッフから渡された四次元装置に手を入れて、名前の書かれた紙を七枚取り出し、読み上げた。