■ストーリー
2023年12月24日。あなた達はある館に来た。電波も入らない山奥に存在するこの館は個人が所有するもので、公的なものではない。扉を開き玄関ホールを抜けると、中は電気がついており、豪華絢爛とまではいかないが、非常に丁寧に整えられた内装の大広間があなた達を迎えた。
未だ不明な点は多いが、秘書1人を除いて4人全員が探偵を生業としているという事がわかった。何らかの思惑が館の空気に緊張感を漂わせている。「ここは協力して、全員でこの館を調査しないか?探偵が4人も集められた。偶然とは思えない。何か、何者かがそう仕向けたのではないかと私は考えている」。誰かがそう言った。そうして調査が始まると思った矢先、ある探偵が叫ぶ「おい!来てくれ!!」。そこにあったのは黒い布で覆われている何か。それは人の様に見えた。頭と思しき箇所からは血の様なものが床に流れ出ていた。ある探偵がその血の付近の布をめくった。「死体・・・」。その時だ。館の電気が切れたのか、館は暗闇と一変した。暗闇が見えるようになるまでの約5分間、近くに居るはずの人物を含め、一切のものが見えなかった。再び電気が付けられたとき、目の前に横たわっていた、あの黒い布とそれに覆われたものは忽然となくなっていた。代わりに一枚の紙。「事件を明らかに出来なければ、あなたは二度と外には出られない」
こうして、死体無き事件を解き明かす、探偵たちの挑戦が幕を開けたのでした。