■ストーリー
あるところに、不思議な世界がありました。
そこでは、1年を通して雪が降っています。
遠くを見ようとしても、目に入るのはどこまでも続く雪原。
中央にある居住区から離れて遠くに行こうとしても、
ある程度まで進むと猛烈な吹雪に襲われ、押し戻されてしまいます。
どこまでも広いように見えて、どこまでも狭い世界。
この世界の住民達は、この世界のことをこう呼びます。
「銀世界」と―――。
さて、この銀世界には9名の住民達がいます。
彼らは銀世界を支配している「銀狼様」という神に従い、
日々、自分の役割を全うしながら暮らしています。
大切な仲間達との、かけがえのない日々。
過去に起こったとある事件で受けた傷がありながらも、
彼らは前を向いて歩こうとしていました。