■ストーリー
【幽霊屋敷でオークション!】
この国では知らない者はいない、資産家のゴウ・ルドマンが生前に遺言書を公開した。
「私の死後、24時間以内に遺品のオークションを開催せよ。価値あるアイテムを最も多く落札した人間に、全財産と、私が所有しているマンションを譲るものとする」
病気で余命いくばくもないと診断されたルドマンは、執事の腐乱拳(ふらんけん)を通じて、ただちに7名の人間をオークションに呼び集めた。
オークションの会場となるのは、ルドマンが所有している超高級マンション。そのマンションには7体の妖怪が棲みついていて、人間たちにいたずらをしようと待ち構えていたのである。
今、時価数百億円のタワーマンション、通称「億ション」を舞台に行われる、7名の人間と7体の妖怪たちによる、波乱のオークションが幕を開けようとしていた。