四十九日目の真相
なぜこんなことになってしまったのか。
新聞部の6人、なんだかんだ言いながらも楽しい日々を過ごしていたはずだったのに。
おかしくなったのは美香が自殺してからだ。
姉の玲の取り乱しようはひどかった。
しかし、最近は落ち着いて、年2回ほどしている彼女の別荘での合宿についても行うことが決まった。
また少しずつ普段の日々が戻ってくるそう思っていたのに。
今度は合宿中に玲が自殺をした。
合宿中、別荘には玲も含めて6人(部員5人と玲の父の重蔵)しかいなかった。当然、警察からの事情聴取などがあったが、結局玲の自殺ということで捜査は結論付けられた。
部員が2人も自殺した新聞部は他の生徒の目もあり活動停止状態になった。
それから一か月ほど。
今日は玲の四十九日。
久しぶりに部員4人が集まった。
今作がマーダーミステリー初作品となります。楽しんでいただけると幸いです。