幼さの答え合わせ
【18歳以上でのプレイ推奨。特殊なシナリオであり、初心者にはおすすめ致しません。】
1960年代。
安保闘争を筆頭に、違憲の改正や汚職外交の払拭という大義名分の下に行われた、「学生運動」が衆目を集めていた時代。
冬も半ばを過ぎた頃、あなた達4人は所属していた新左翼団体に命じられ、製薬会社社長の息子であり当時小学3年生だった「少年A」を拉致し、身代金を強奪する活動資金獲得計画に参加しました。
管理者不在になっていた河川敷の小屋を利用して少年を監禁し、身代金回収後に解放するというもっとも単純な計画でした。
しかし、この計画は失敗に終わります。
計画序盤の夜、少年の姿が忽然と消えてしまったのです。
あなた達は逃走後、幹部命令により長期の国外逃亡生活に入りました。
公訴時効が成立した16年後、顔も知られておらず世間も事件に興味を失ったと判断し、あなた達は日本へ帰国します。
しかしおかしなことに、事件から16年が経過した今でも少年Aが姿を現したというニュースが発表されていないのです。
少年は、どこへ消えてしまったのか。
あなた達はそれを探るために、あの頃行きつけだった喫茶店で16年ぶりに集いました。
ちょうど三島由紀夫作品を読んでいたときに思いついたものです。「あの頃本当にあったかもしれない」をテーマにしてみました。現代ではあまり取り沙汰されない時代が舞台ですが、そんなことは気にせず登場人物になりきってプレイしてみてください。