歯車セカイ
ゼンマイと歯車で動く人型の精密機械である『機巧人形(オートマトン)』と、それを作り出した人間が共存する世界。
優秀な技術を持つエンジニアが集まるオートマトン研究所があった。
そしてその研究所で、ある事件が起きた。
この世界で初めてオートマトンを作った人物が殺され、そのパートナーのオートマトンまでも壊されていたのだ。
重い空気が漂う中、誰からともなく話し合いが始まる。
「「一体、誰がこんなことをしたんだ……?」」
様々なゲームや演劇からインスピレーションを受け、各キャラクターの人間味を感じられるような2つの特徴を入れました。
1つは、ざっくりとした時間の記憶です。過去の出来事を分単位で覚えている人は少ないと思います。本作品では、「出来事の順序は覚えているが、何時何分に起きたのか覚えていない曖昧な記憶」を基に議論を進めます。
もう1つは、キャラクター間の絆です。本作品は人間とオートマトンのパートナー関係があるストーリーで、「お互いを信用したい。だけど疑いは晴れない。」という複雑な気持ちを表した少し特殊な投票ルールを定めています。