午前2時7分
18年前、とある喫茶店で女性の死体が発見された。
女性の付けていた時計が午前2時7分で止まっていたことから、この時刻付近で死亡したのだろうと考えられ、警察は殺人事件として容疑者は4名を絞り出した。
女性の夫で喫茶店経営の男、女性の中学生の娘、女性のパート先の経営者の男、そして、その妻。しかし、決定的証拠は見つからず事件は迷宮入りとなった。
今、女性の墓の前で容疑者たちと担当刑事がばったり出会う。
奇妙な偶然か。それとも...
運命という名の時計は、再び時を刻み始めるのだった。
18年前の事件の真相を追っていく一風変わったマーダーミステリーです。それと同時に被害者を含め大学の同期とその娘と刑事による、事件により壊れた関係にどう向き合い決着させていくかの物語でもあります。
推理もロールプレイも楽しめるように作りました。仲がいい人同士でも初めての人とでも楽しんで頂けると思います。
午前2時7分で止まった時計、娘の持っていたオルゴール、被害者の好きな星、壊れた関係。その中で複雑に織り込まれているキャラクターと推理をお楽しみください。