B-rain_Storm
2021年09月19日公開
B-rain_Storm計画――人間の脳の活動を解明しようと立脚された計画だ。リーダーの冬木が主導し、着々と成果を上げていた。この計画の特徴は大きく2つある。1つは研究対象が二重人格ということである。もう1つは研究の際、人体実験をしていることである。当人たちの許可が得られているとはいえ、もし事情が分からない人が知れば、非人道的だと追及するかもしれない。そこで冬木は表向き精神療法として別荘に被験者3人を集め、治験として怪しい薬物療法をおこなっていた。この別荘にいるのは4人、冬木朔、秋山紅葉、夏目碧、春日蒼太だが、全員二重人格を持っている。混乱しないように、クロ、ブラック、アカ、レッド、アオ、ブルー、ミドリ、グリーンとあだ名をつけて過ごしていた。
そんなある日、冬木は画期的な薬を開発する。「二重人格が同時に覚醒している状態を作り出す」薬だ。こうすれば、もう一つの人格が何をしているか知ることができるし、並行して2人が考えることができるので、問題を解決する能力があがるかもしれない。冬木は夢のような薬を3人に飲ませ、実験の成功を祈った。……しかし、彼が成功を知ることはなかった。
薬を服用させた翌日、冬木は死体となって発見された。こんな山奥だ、犯人はこの家の中にいる者に違いない。しかし、警察に通報したとしても、犯人は二重人格持ちとして、責任能力が無いと判断されるかもしれない。犯人をしっかり見つけることができるのは、ここにいる6名だけなのだ。
ウズスタジオβ版は、密談、手がかり、得点など(当時)すべて未実装だった……!この厳しい条件の中、最大限に遊べるように工夫しましたので、ここでしか体験できない新しいマダミスができたと思います。
※マイノリティへの言及、性的表現(軽微)など、人によっては不快感を示すかもしれない表現が含まれます。これは特定の思想や信条を主張するものではなく、シナリオの表現のためのみに使用していることをご理解ください。
※このシナリオは「嘘を全面的に許可します」。ただ、このシナリオは手がかりカード無し、追加ハンドアウトなしで進行します。著しく不健全なゲーム進行になると全員が判断した場合、ハンドアウト読み直後会議前に「嘘あり」「嘘なし」を決定してもよいです。
※このシナリオは、なりきりの意味を含めてロールプレイ推奨です。推理ものとしても楽しめるように努力しましたが、ぜひキャラのロールプレイ重視でプレイしてください!