虚々実々
2026年05月30日公開
人の身で全てを知ろうとするなど愚かなこと。
昭和の初期。
深い山奥に存在する虚ヶ村(うつろがむら)。
その村では、山の奥には強大な天狗が棲んでいると信じられていた。
そしてその怒りを鎮めるため、五年に一度若く美しい娘を生贄として捧げる風習があった。
今年は生贄を捧げる年。
しかしその晩、生贄に選ばれた娘は無残な姿となって発見される。
そして遺体の傍らには、付近に生息しないはずの烏(からす)の羽。
これは天狗の怒りか。
それとも人の悪意か。
虚と実が入り混じる夜が、今始まる。
※音楽はMOMIZizm MUSiC(もみじば)様のフリーBGMを使用させていただきました。