選ばれた三分間
2026年01月29日公開
恋人が死んだ。葬儀から3日後、僕は彼女のスマートフォンを開く。
そこには、彼女の人生の痕跡が残されていた。
覗かなければ守れるものがある。覗けば、知ってしまう。知るほどに、彼女は遠ざかっていく。
覗き見の罪悪感と、喪失の孤独のあいだで揺れながら、僕は「恋人だった」という言い訳と、「他者だった」という現実の間で揺れていく。
――そして、その時がくる。
デジタルには痕跡が無数に残るのに、それは必ずしも「遺されたいもの」ではありません。
この物語は、喪失のあとに手元へ残された、透明な遺品をめぐる話です。覗き見の罪と、愛の名残りと、境界線。選ぶのは正解ではなく、言い訳です。
最後に残る三分間が、あなたにとって何になるのかを確かめてください。
短いシナリオですので、隙間のお時間にどうぞ。
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・END分岐あり。感想戦ですべてのENDを配布しています。なお、途中分岐の選択により多少文章が変化します。
・1人シナリオなので、何度でも最新版でやり直しができます。