21世紀の現代にあって、時の流れから取り残されたような穏やかさを保つ港町グレフスク。美しい湖の対岸にはモダンな別荘が建っていた。湖畔の静謐は、だが悲鳴によって破られる。「助けて!ゾンビに襲われたんだ!」別荘に駆け込んだ少年は訴える。ゾンビ?B級映画に出てくる、あのゾンビがいるだって?必死に語る少年とは対照的に、誰もゾンビの存在など信じてはくれない。少年をなぐさめ休ませた。その翌朝のことだった。別荘には、頭部を激しく損傷した死体が横たわっているではないか!「ゾンビだよ!ゾンビがやったんだ!」少年の語る言葉は、嘘か……?真か……?