【あらすじ】冬の寒さが少し残るこの時期に、とある国立大学で不思議な授業が行われようとしていた。『ケータイ小説家小屋間清(こやませい)から学ぶ、物語の始め方』春休み真っ只中で行われる、たった3日間の授業。堅苦しい授業名が並ぶリストの中で、一際目立つその授業にキミは目を引かれる。「この授業にでれば、もしかしたらきっと――――」キミはそんな淡い期待を込めて、教室の扉を開いた。とても多いとは言えない受講生が集まる小さな教室の扉が開く。これは、とある授業を通して、キミの探し物を見つける、当たり障りのない物語。誰も死なない、誰も傷つかない、どこにでもあるような、日常の一コマ。