Colorful Step

日曜日の昼下がり お昼ご飯を済ませ平穏に過ごしていた奏多くん そんな月代家に異変が起こる。 突如鳴り響くインターホン しかし家族の誰も慌てはしない なんの事か分かっているからだ。 インターホンを鳴らしているのはお隣さんの女の子『如月舞』 幼なじみの男女が織り成す物語。 あなた達はどのように紡いでいくのか。 開幕です。

パンツの持ち主は？

暑さも和らいできた、秋の日曜朝。 学生用マンションの管理人室。 「コンッコンッ」 管理人室の窓を叩く音がし、中にいた女性は振り返る。 「どうしました？」 窓を開け笑顔で聞いてくる女性に、窓を叩いた男性は困り顔で話しかける。 「あの、外に落とし物があって……」 歯切れの悪い返答。男性はおずおずと、手元の紙袋を女性に渡した。 中を覗くと男性物の『パンツ』が一枚、そこにあった―――

ナインボール殺人事件

■あらすじ 駆け付けた警官が見たのは、街灯の下、血だまりに倒れた男性と――― 血が滴るナイフを持った黒いワンピースの人影。 その人影は駆け付けた警察に気づくと、振り返り綺麗に笑う。 「―――来た」 ナイフを持った手は赤く染まり、逆の手にはビリヤードボールの8番が握られていた。 被害者は少なくともこれで6名。 死体の上にはビリヤードのボール。 世間を騒がし、街を恐怖におとしいれた『ナインボール連続殺人事件』 それは、シリアルキラーの逮捕劇で幕を閉じたかに思えた。 しかし、事件はここから二転三転と様相を変えることになる。 あなたたちは、真相を解き明かすことが出来るだろうか？

七不思議は七分間

ハドスン夫人は怒っている

午後のティータイム。 ここはかの有名なベイカー街221B。ホームズとワトスンが共同生活を行っている部屋だ。 この部屋では住民に悩まされている夫人の叫び声がたびたび聞こえてくる。おっと、今日もご夫人の叫び声が聞こえてきた。 怒っている夫人のご機嫌とりのため、小さな冒険がはじまる。