Q:何が死んだのか
あらすじ
警察署の受付に、血のついた男が現れた。
黒いコートの裾から滴る赤い雫。
静かに彼は、ビニール袋を机に置いた。
中には、人間の指が一本、整然と切断されて入っていた。
男は言った。
「最初の一人は、もう殺した。指は土産だ。まだ温かいだろう?」
「あと三人殺す。」
「ただし──君が俺からの問いを
『正しく』言い当てられたならやめてやる。」
「そして、俺のことも当てて見せろ」
「俺が誰なのか。それがわからないなら、
お前に人は救えない」
そうして男は、自らの手を差し出した。
「──答えてみろ」
「『何が死んだのか』」